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熱帯綺羅

2012年12月3日

スーパーカー・ライフを提案する「Hamilton Scotts」

 

好調のスーパーカー・ビジネス

Screen Shot 2015-07-28 at 4.17.07 pm1980年代、シンガポールにフェラーリは20台しかなかったそうです。それが今やフェラーリ・クラブまであるほど、フェラーリの数は増えており、推定100台以上。しかもスーパーカーはフェラーリだけではありません。ランボルギーニ、マセラティ、ポルシェなどさまざまなスーパーカーが小さな島に数多くあるのです。スーパーカー・オーナーの会、エキゾティック・カークラブなる会員制クラブも3年前に創設されました。今、メンバーは150人ほどまで増えています。

 

このクラブのイベントは壮観です。赤やオレンジ、白や黒やシルバーのスーパーカーが100台も集まり、早朝のハイウエイを疾走するというもの。クラブのメンバーたちの話によると、中にはスーパーカーを10台以上も保有するコレクターも珍しくないそうです。コレクターの一人はビジネスが忙しく海外出張も多いので、10台以上もの車をケアする暇がなく、スーパーカー・コンシェルジュなる専門家に自宅ガレージに日参してもらって、エンジンをかけたり、時には運転してもらって、自分が乗りたい時にすぐ乗れるようなコンディションを保っているそうです。

 

そのスーパーカー・コンシェルジュ曰く、「僕は車の子守りみたいなもの。カー・シッターです」。スーパーカー・コレクターたちのリクエストに応えてイタリアまでカー・アクセサリーを買い付けに行くこともあるとか。自らも所有するスーパーカーを駆って、コレクターたち自慢のスーパーカーの“子守り”に走り回っています。

 

増えるスーパーカーとそのコレクターたち。彼らの熱い注目を浴びたのが「ハミルトン・スコッツ」でした。オーナーの一人は庭付き一戸建てに住みながら、毎朝10台ものスーパーカーのうち、その日の気分で選んだ1台を運転してこのコンドミニアムに駐車するそうです。そしてビジネス・エンターテインメントには、リビングルームを開放してパーティーを主催。映画の1シーンのようなスーパーカー・ライフを演出する、「ハミルトン・スコッツ」。クリスマスの装飾が煌めく街の中で、その車専用エレベーターは一段と光り輝いています。

 

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この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.225(2012年12月03日発行)」に掲載されたものです。
文= セガラン郷子
写真=KOP Properties

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