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熱帯綺羅

2014年5月19日

太陽の下で掘り出し物探し。スンガイ・ロード「泥棒市場」

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小さい島国ながらも、積極的な経済の開放政策により世界中の商品が簡単に手に入るシンガポール。街を歩けば、数えきれないほどのモールがそびえ立ち、冷房の効いた館内にはブランド品がずらりと並びます。そんなシンガポールの整然としたイメージから一線を画すのが、ブギスとリトルインディアの間にあるシンガポールで最大にして最古のスンガイ・ロード・フリーマーケット、通称「スンガイ・ロード泥棒市場」です。しかし、MRTの新路線開発が進むにつれて2011年に市場の規模は縮小し、ジャラン・ベサー駅完成予定の2017年以降その存続が危ぶまれています。

 

掘り出し物を探そう

スクリーンショット 2015-07-01 14.02.55毎日午後1時から7時まで、屋根はなくとも天候に関わらず年中無休のスンガイ市場。家賃が高いシンガポールで、ここはなんと場所代が無料、店の場所は早い者勝ち。もちろん置いてある品物の値段も破格です。訪れる男性たちに交じり、若い女性や観光客の姿もチラホラ見られます。露店主はすでに定年退職をした男性が主で、20〜30年前からここで商売をしている人も多くいるそうです。

 

 

26年前から店を出しているコウ・アクーンさんは、70歳になった今も、毎日この場所で中古のレコードを売っています。市場の今昔について、「前までもっと大きくて忙しかったんだよ。最近はイマイチだね」と陽によく焼けた顔をくしゃっと崩して苦笑します。

 

 

古着、時計から電気コードなど、売られている商品は店によってまちまちで、路上に広げられたシートいっぱいに無造作に置かれています。レシートは存在せず、交換や返品はもちろんできないため、ここでの買い物は一発勝負。照りつける太陽の下、混雑した露店での掘り出し物探しは予想以上に体力が必要です。

 

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