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シンガポール仕事談義

2018年6月28日

優秀な人材を採用するために気をつけたいこと

シンガポールでは日系企業だけでなく、多国籍企業と優秀な人材を取り合うことになります。アジアでは日系企業が有利な雰囲気がありますが、シンガポールではそうはいきません。しっかりと企業の魅力を伝え、優秀な人材を採用するための5つのポイントをご紹介します。

 

Point1
誰が見てもわかる求人票を作成する

誰が見ても理解できる仕事内容にすることで、志望度の高い、業務を理解した候補者を確保するとともに、入社後のミスマッチも防ぐとこができます。1日の業務の流れを書いてあるとより分かりやすくなります!

 

エージェントに伝えてより効率UP
組織構成、部署の人数、上司の特徴、活躍する人材の特徴など、エージェントに伝えておくとより効果的に採用を進めることができます!求人票に掲載せずに、企業様の魅力をお伝えします。

 

Point2
採用理由の共有 / エージェントにも候補者へもしっかりと伝える

なぜ今採用したいのか、どんなミッションを任せたいのか、どんな人材に成長してほしいのか、面接で伝えていますか? 上記を候補者に伝えることで、本人も入社後のイメージを膨らませることができ、かつ長期的なビジョンを持つことができます。また、転職を防ぐこともできます! もちろん、人材エージェントを利用する場合も、担当者に伝えておきましょう。そうすることで、より合う方をご紹介できるようになります。

 

Point3
選考プロセスは短めに!/ 面接平均回数は1.5回!

日系企業の採用がうまく進まない理由として、外資企業などと比べ「選考プロセスが長い」ことが挙げられます。せっかく優秀な候補者がいても、選考中に候補者が他社から内定をもらい、選考辞退という残念なケースが多いようです。採用がうまくいっている企業の書類選考は通常1~3日以内で、応募から1週間以内に面接を設定しています。候補者の志望度が高いうちに選考を進めることで途中辞退を防いでいるのです。また、よく「面接ってどれくらい実施した方がいいですか?」と質問をいただきますが、平均面接回数は1.5回です。少なく感じる方もいるかと思いますが、優秀な人材は他社も採用したいと考えています。だからこそ、1回の面接で現場から責任者の方までお会いいただき、決定した方が時間も短縮して採用を進めることができるのです。

 

エージェントを使うときのポイント
面接後のフィードバックや感想は必ずその日中に連絡しましょう。他社の選考を調整したり、他の内定状況などを確認したりできるので、採用までより確実なサポートが可能になります。候補者へ結果を伝えるスピードはエージェントが調整できますので、NGの場合も早めに連絡しましょう!

 

Point4
有給休暇14日以上は当たり前!

日系企業の最大の課題と言えるのが、多国籍企業に比べ、圧倒的に有給日数が少ないこと。有給休暇が14日以下だったり、最大有給日数が少なかったりすると優秀な候補者は、それだけで応募すらしないことがあります。外資系企業は初年度の有給休暇が20日以上の企業も多いため、それ以外のところでアピールできるようにする、または最大有給日数などを調整してみましょう。

 

Point5
面接は企業アピールの最大のチャンス!!

日系企業ではまだまだ企業優位の面接を実施している場合があります。東南アジアでは「面接=お互いを知る場、アピールする場」と考えていただけると、優秀な人材を逃しません。候補者の自己PRだけでなく、面接官の自己PRや会社をPRすることで候補者により会社に興味を持ってもらうことができます。それによって給料も交渉しやすくなりますよ。

 

面接方法を変えるだけで採用成功率はかなり上がります! Reeracoenではお客様一社一社の採用成功のため、企業様の人事部としてサポートいたします。採用だけでなく人材周りでお困りごとがございましたら、ぜひご相談ください。

 


お話を伺ったのは…
REERACOEN SINGAPORE Pte. Ltd.
(株式会社ネオキャリア シンガポール法人)
Sales Manager
鵜戸西 奨さん

 

1992年生まれ。学生時代からネオキャリアグループのインドネシア法人で営業に従事。3年間のインドネシア駐在を経て、最年少マネージャーとして、昨年7月に来星。

 

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.335(2018年7月1日発行)」に掲載されたものです。

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