シンガポールのビジネス情報サイト AsiaX求人TOP資格・スキルを活かす就職「保育士資格編」

シンガポール就職ケーススタディ

2016年3月7日

資格・スキルを活かす就職「保育士資格編」

シンガポール就職体験談

勤務場所は美容院内の託児所
時間を選べるのが魅力

日本人経営の美容室内にある託児所で、2年ほどベビーシッターとして働いています。施術中のお客様のお子様をお預かりする形になりますが、お客さまは主に日本人なので、英語力は基本的に必要ありません。

 

勤務時間は平日の10時から14時まで。週末は休みになり、自分のスケジュールに合わせて休暇をとることもできます。自分が働きたい時間帯を自由に選べることもこの仕事の魅力です。私にとっては初めての海外生活になるので、こちらの生活に慣れるまでは、自分で仕事の負担をコントロールしたいと思っています。

 

今の仕事は、日本の幼稚園で働いていたときに比べ、先生というより母親に近い役割が求められるように思います。幼稚園の場合、一度に10~20人の子供を相手にしますが、ベビーシッターの場合は基本的に1対1になり、より密度の濃いコミュニケーションが必要になります。

 

資格があれば基本給アップも

日本で短大を卒業した後に資格を取得し、保育士として約10年働いてきました。主人がシンガポールに転勤するにあたり、こちらで保育士資格が活かせる仕事をインターネットで探し、この仕事を見つけました。

 

この仕事に応募するにあたっての条件は、「子育て経験のある主婦」といったもので保育士資格は必須ではありませんでしたが、資格があれば選考でも有利になりますし、時給や基本給が上がることもあります。お客様が安心するという意味でも、資格を持っていることはやはり大事だと思います。

 

海外で保育関係の仕事をした経験は、日本に帰国した後も生きると思います。最近は日本の保育園などでも、親が外国人だったり、ムスリムでハラル食を食べたりと、さまざまなバックグラウンドを持った子供が増えてきています。海外で働く場合、宗教的なことも考慮して子供に接する必要がありますが、こうした経験が日本で活かせる機会はこれから増えるのではないでしょうか。

本多 麻依子さん    ベビーシッター

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.297(2016年3月7日発行)」に掲載されたものです。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaX求人TOP資格・スキルを活かす就職「保育士資格編」