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社説「島伝い」

2007年1月15日

便利な世の中?

昨年の12月26日に台湾南部沖で発生した大型地震により海底ケーブルが損傷、東アジアや東南アジア各国でインターネットをはじめとするネットワーク通信、国際電話に多大な影響を及ぼしました。

 

 

シンガポール、香港、フィリピンなどの地域にアジアの情報ハブ機能を持っている企業はグローバルレベルでも非常に多く、今回の通信障害により業務に支障をきたした企業は日系企業でも相当数に上っているはずです。

 

 

かくいう弊紙編集部も、新年号の追い込み真っ只中だったために小さいながらも被害を受けた企業の一つでありました。

 

 

この地震で、我々のビジネスがいかにインターネットに支えられているかと言うことを痛感された方も多いかと思います。

 
現在、インターネット、電話、FAX等で、遠隔地の人に誰でも簡単に情報を伝えることができますが、過去を振り返ってみれば、より遠くの人に、より早く情報を伝えるための通信手段として様々な方法が取られて来ました。飛脚のように人が運ぶものから、時代劇等でよくみかける早馬、伝書鳩など、工業化以前は非常にアナログなものでした。それが20世紀以降、電話・FAXの登場、さらにはインターネットの普及により、より多くの情報を簡単に相手に伝えたり、入手できる時代になってきました。

 

 

我々の生活に欠かせなくなってきたインターネット。このインターネットにより様々なビジネスが格段にレベルアップしましたが、その反面、インターネットが使えないと業務がストップし、開店休業状態になってしまうという現状を見ると、我々はインターネットの便利さに慣れて少々依存し過ぎていたのかもしれません。便利なものを上手に利用することはもちろん重要ですが、同時に、利用できない場合のリスクや代替手段も日頃から頭の隅に入れておく必要があるようです。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.090(2007年01月15日発行)」に掲載されたものです。

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