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社説「島伝い」

2015年7月20日

「リニューアルの先」

創刊11周年を迎えた弊誌アジアエックスのウェブサイトを、今月リニューアルしました。2008年4月以来のリニューアルの理由は、単に古くなったから新しくした、というものではもちろんありません。
2005年9月に初代のサイトをオープンして以来10年間積み上げてきたものをベースに、月2回発行するアジアエックス紙面もご覧頂いているシンガポールの読者の皆さんはもちろん、シンガポール以外からアクセスするユーザーの皆さんの「今」のニーズに応えられるサイトを求め、形にしました。より見やすいレイアウトになるようデザインを一新したこともその一つ。スマートフォンやタブレット端末からのアクセス増などを受けて、技術的なさまざまな変化にも対応しました。新たなコンテンツとしてシンガポールの日系企業約2,000社を一覧できる企業便覧を公開、会員登録すると無料で利用できます。
新しいウェブサイトの公開は、言うまでもなくゴールではありません。むしろここからがスタート。どんなに優れた技術やデザインを取り入れても、ウェブサイトを作っただけでは情報を入れる器があるに過ぎません。単に新しい器というだけでは、早晩魅力を失ってしまうでしょう。この器を使って引き続き質の高い情報を発信できるよう、我々自身も継続的に取り組まなければなりません。
また、新しいウェブサイトによって、より多くの皆さんとのコミュニケーションが可能になることを期待しています。利用する皆さんの意見やニーズをより多く、タイムリーにキャッチすることで、ビジネスの中でも生活の中でも使いやすい、より便利なサイトとして進化し続けることができます。我々が今想定しているものを超えた新しい使い方が出てくることもあるでしょう。さらに、紙面作りにもフィードバックすることで、紙面もまた読者の皆さんの「今」のニーズに応え、よりお役に立てるものがお届けできると考えています。
今回のリニューアルを機にアジアエックスがメディアとしてより一層成長できるよう、皆さんからもお力添えをお願いします。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.284(2015年07月20日発行)」に掲載されたものです。

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