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表紙の人

Vol.235

2013年6月3日

蕭永超(シォウ・ヨンチョウ)さん

日本メディカルケアー・医師。

asiax (43)シンガポール出身。父親はシンガポールで著名 な中医師で、10人兄弟の次男坊としてビーチロード界隈で幼少期を過ごした。大学進学に際して、留学する友人達の多くはイギリスなど欧米の大学へ進んだが、高度経済成長を遂げていた日本を見てみたいと日本の大学へ進学することに。

金沢大学卒業後、名古屋大学医学部付属病院に研修医として勤務。東京医科歯科大学附属病院などに循環器内科医として勤務した後、1970年代後半にシンガポールへ帰国。シンガポール総合病院(SGH)で、救急救命室や、整形外科、産婦人科などさまざま科を担当した。1980年代半ばに再び日本へ渡り、大規模な民間病院の腎臓科部長や副院長などを歴任。自治医科大学では循環器内科で通常の診療に加えて学生達への指導にも携わった。
1998年にシンガポールへ戻り、日本メディカルケアーで総合診療医として勤務。2008年から4年ほどパークウェイ・シェントンのクリニックに在籍した後、2012年9月より再び日本メディカルケアーで日本人患者の診療にあたっている。穏やかな人柄を慕って、他国へ転勤した後わざわざ訪ねてくる患者もいる。日本語の流暢さだけでなく日本の医療事情にも精通していることから、名前を見て患者が驚くことも。
健康維持のために毎日夕食後に1時間〜1時間半程度の早歩きを実行。歩数にして5,000歩ほどで、少々の雨でも休まず、会食などで帰りが遅くなった日でもさっと着替えて30分だけでも歩きに行く。また、ワインが好きで、週に1回程度は家族や医師仲間と共にレストランなどに出かけて楽しんでいる。
医師として長いキャリアを積んできた今でも常に新しい知識を吸収。「最後まで勉強」と考え、医療現場の第一線に立ち続けている。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.235(2013年06月03日発行)」に掲載されたものです。

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