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表紙の人

Vol.246

2013年11月18日

上迫 美恵子さん

ファッションデザイナー。

asiax (32)島根県出身。セツ・モードセミナーでスタイル画を、文化服装学院でカッティングを学ぶ。1975年に株式会社ノーマ・ジーンを設立し、プレタポルテ「MIEKO UESAKO」ブランドを展開するほか、歌手やタレントのステージ衣裳の製作やCM・TV・映画衣裳のタイアップなども幅広く手掛ける。

また、2004年と2005年のNHK紅白歌合戦において小林幸子さんの衣裳デザインも担当するなど、華々しく活躍。
ゴルフとの出合いは、父親と一緒にプレーした20歳のとき。その後、仕事仲間ともプレーを楽しむうち、ゴルフの面白みにはまっていく。1995年、ゴルフ好きが高じて、ゴルフブランド「MIEKO UESAKO SPORTS」を立ち上げる。ちょうどバブルが崩壊したばかりの当時、いくつものブランドがゴルフ業界から撤退する一方で、最初にデザインした愛犬のアメリカン・コッカー・スパニエルをモチーフにしたヘッドカバーが大ヒット。趣味のゴルフ熱が高まるにつれ、ブランドのラインナップも拡大し人気ブランドに成長した。さらなるグレードアップを目指し、2007年、自身のゴルフデザイン集大成「MIEKO UESAKO NOISYNOISY」をスタート。広尾の旗艦店は瞬く間にセレブの女性を虜にした。
「Noisy Noisy」の名の由来は、2000年にゴルフ場で瀕死の状態にあった犬に付けた名前。ノイジーを助けたことが後の成功へと繋がる。そして、ノイジー亡き後は「ノイジー基金」を設立し、捨て犬や虐待を受ける犬、殺処分を受ける犬を救いたい思いで、チャリティーゴルフやチャリティーアートの活動を開始、現在も続けている。NOISYNOISYのブランドのトレードマークにもなっているイングリッシュ・コッカー・スパニエルは、現パートナー(愛犬)の「モノ」。愛犬たちがデザインへのインスピレーションを与え、MIEKO UESAKOブランドを支えている。
2013年11月、シンガポールへ。暑さや日焼け対策が気になる女性ゴルファーの思いを叶えるオシャレなアイテムを揃え、市場に売り込んでいく。夏物だけでなく、日本の四季に応じた商品の発表に加え、シンガポール限定デザインの企画も考案中だ。シンガポールでのデビューをきっかけに、「Never give up!」精神で、今後もアジアへのさらなる展開を目指していく。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.246(2013年11月18日発行)」に掲載されたものです。

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