2021年2月3日
Facebookで求人告知を出す方法
今回のコラムではFacebookを活用した求人方法、並びに注意事項等についてお話をさせて頂きます。特に飲食店は人材の確保に苦労されている所が多いです。シンガポールではクオータ等の問題によってなかなか外国人を雇用する事が難しくなっている事もあり、大変苦労されています。そんな中、Facebookで求人を拡散させることによって人材を確保をする方法、注意点をまとめてみました。
Facebookでの人材募集告知の出し方
①Facebookの求人専用プラットフォームを活用する
Facebookのホームメニューの下段に「求人」と言うメニューがあります（こちらはユーザーのFacebookホームですので、ここから求人告知が出来るという事ではありません）。求職中の方はこちらの「求人」から場所、肩書、給与、社員かパートか等の条件等を元に、自分に合った求人情報を閲覧、応募が出来る様になっています。では、この求人専用プラットフォームへの求人告知の出し方を以下に説明します。
まずはみなさんが管理しているFacebookページを開きます。開いたら左側のメニューの中から以下の図の赤丸部分「求人を管理」をクリックします。
その後、中央部上段の青の囲み文字部分「＋求人を作成」をクリックします。（下図参照）
すると以下の図の様な画面が表示されます。赤で囲った部分に募集する役職・職種、勤務地、雇用形態、給与の上限下限、応募にあたっての質問等々かなり細かい募集要項を記載する事ができます。写真も求人アピールに繋がる画像に変更することができたり、応募に履歴書を添付してもらうようにする事もできます。
こちらのプラットフォームに投稿した場合のみ、先に説明した「求人」メニューで求職者が閲覧する事ができるようになります。
シンガポールでは、上記で人材募集をかける際に注意する点があります。クオータの問題等でシンガポーリアンやPR所持者のみの求人であった場合、その旨を記載するとFacebookの人権・人種問題規定に違反する事になりますので注意して下さい。求人の後に「広告マネージャ」から募集する年齢層や性別等を選択して、就職・求職等のキーワードで広告を出稿すると効果的なのですが、「シンガポーリアン、PR所持者に限る」等の文言が記載されている場合には規定違反となって広告の出稿が却下されます。最悪の場合には前回のコラムで説明した広告アカウントがブロックされてしまい、その他の広告も一切出稿出来なくなる事があります。
広告を出稿しない場合には「シンガポーリアン、PR所持者に限る」の文言を入れてもそのまま掲載する事は可能ですが、リスクを伴う事をご理解下さい。
②求人プラットフォームは使わずに通常の投稿として募集投稿をする
こちらは通常投稿されているコンテンツと同様にタイムライン上で求人投稿をする形です。基本的には上記注意事項と同様なのですが、仮に広告を出稿しようとした場合であっても、現段階では「シンガポーリアン、PR所持者に限る」の文言を入れて投稿しても審査が通るケースが多いです（万が一広告が却下された場合には当該広告を「広告マネージャ」で即時削除する事をおすすめします。それが残っていると広告アカウント停止の引き金にもなりかねますので、くれぐれも注意して下さい）。
著者の経験から申し上げると、職種・給与・勤務条件にもよりますが、①のプラットフォームに掲載した場合、広告との併用でかなりの数の応募が見込めます。一度試してみて下さい。Facebookの求人プラットフォームを活用する事のメリットは、Facebookを使って仕事探しをしている方が増えている事、そして何より応募やその返信、可否等のその後の募集に関わる管理をFacebookの求人プラットフォーム、メッセンジャーで一元管理ができるというメリットもあります。
人材確保の問題を解決できるよう、上手にFacebookを活用してみませんか！
菅 和義 （すが かずよし）
Communications Factory Pte Ltd (Founder & Social Media Guru), Hallo Pte Ltd (Founder & CEO)
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