シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP第13回 間違えないインサイト解析の ポイントについて

Facebookビジネス活用

2018年8月30日

第13回 間違えないインサイト解析の ポイントについて

以前解析ツールのインサイトの章でもお伝えしましたが、今回は定期的に解析する際のポイントについて細かく説明をしていきます。

 

まずはページの“いいね”数の増減を確認してください。
ネットで増えた“いいね”の数だけではなく“いいね”を取り消した数も必ず見ることです。もしもある特定の日に“いいね”の取り消しが極端に多い場合には投稿内容等の分析をしましょう。取り消しが多かった日の投稿内容に問題なかったかどうかを確認します。もし、その投稿に対してある程度の金額のFacebook広告を出稿していた場合には、広告によってリーチが増える分、取り消しの数が増えることが予想されます。その数が許容範囲内かどうかを判断しましょう。

 

次に、インサイトの中のリーチのタブを必ずチェックしましょう。
投稿のリーチ数を広告、オーガニックリーチそれぞれに分けて比較をします。広告出稿によって広告リーチは上がりますが、その時のオーガニックリーチがどうなのかをチェックします。広告リーチが上昇しているのに、オーガニックリーチが上昇しない場合には広告の目的を確認します。目的としてブランドアウェアネスまたはリーチを選定した場合には、オーガニックリーチが上がらない傾向にあります。次にトータルリーチを確認します。トータルリーチはポストリーチより数が多くなります。トータルリーチの方が数が多い場合には問題なしと判断します。

 

続いて、投稿済みの各コンテンツを親密度別、リーチ別でトップ10という形で抜き出してみてください。
そうすることで人気のあるコンテンツの傾向を把握することができます。インサイトの中の左メニューから“投稿”をクリック。一覧の中から確認したい投稿をクリック。するとポップアップが立ち上がり特定の投稿の詳細を見ることができます。ポップアップの中で注目する箇所は一番右側の“シェア”と書かれている部分。ここの数値が上がっているということは、閲覧した方のアクションに対する更なるアクションが起こったことを意味しますので、それは取りも直さず口コミが発生したということになります。

 

投稿に対しての“いいね”の数や“コメント”の数、“シェア”の数だけを見ずに、その数の内訳を分析し、口コミが発生したかどうかを把握した上で次の投稿の内容等をきちんと計画していきましょう。

 

不明な点、運用委託等のご要望は
お気軽に
ksuga0922@commfactory.mygbiz.com
までご連絡頂ければ幸いです。

web325_IMG_6803著者プロフィール   

菅 和義

Communications Factory Pte Ltd (Founder & Social Media Guru)
Hallo Pte Ltd (Founder & CEO)
市場とのコミュニケーションを円滑に行うためのクロスメディア・マーケティングおよびキャンペーンのスペシャリスト。最適なメディアの選定から立ち上げ、運用までを支援している。クライアントは日本、シンガポール、欧米の飲食、航空、メディア、建築デザイン、美容、車関連企業などさまざま。ビジネスにおけるFacebookやSNSの活用、各ビジネスに最適なソーシャルグラフ、データベースを活用したマーケティング手法についての講座、講演もグローバルに行っている。

【Facebookマーケティングセミナー開催!】(毎月1回先着5名様限定)

本コラムの著者、菅氏によるセミナーを開催します。参加費・日時等、詳細のお問い合わせ・お申し込みはこちらまで ▶ event@mediajapan.sg

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.337(2018年9月1日発行)」に掲載されたものです。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP第13回 間違えないインサイト解析の ポイントについて