シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP第1回 集客・ブランディング成功術

Facebookビジネス活用

2017年8月25日

第1回 集客・ブランディング成功術

今回からこちらのコラムで、Facebookを最大限に活用してお店の集客やブランディングを成功させる方法をご紹介していきます。

 

当社では、B to Cのビジネスをされている企業向けにFacebookマーケティングのコンサルティングや、実際の運用支援を行っています。残念ながら、ご相談に来られる方々のほとんどのFacebookページは、その時点で十分に活用されているとは言い難いのが現状です。Facebookをビジネスで活用するには、個人で使うのとは全く別次元での理解と知識が必要で、そのポイントを逃すと上手くいきません。私は、Facebookほど強力なマーケティングツールはこの世に存在しないといっても過言ではないと思っており、このコラムが少しでもみなさんのお役に立てればと思います。

 

まず今回は、Facebookをビジネスに活用するにあたって陥りやすい間違いについて、いくつか列記します。

 

1. Facebookページではなく、個人用のアカウントを企業名で使っている
*必ずFacebookページを立ち上げて企業用に運用しましょう。企業のマーケティング用に作られていますのでできることが圧倒的に違います。

 

2. 写真やプロモーションなどの告知投稿をしているだけ
*個人の場合には友達が見てくれますが、企業用のページは友達サークルではありません。来店いただきたい方々をしっかり把握して、その方々に対して継続的に興味のある記事を届けることが必要になります。始めた頃は頻繁に投稿していたのに、数ヵ月経つとほとんど投稿しなくなったということはありませんか?毎回届けるべき人は選定していますか?

 

3. 商品やセールなどの投稿ばかり
*SNSはコミュニケーションを取る(双方向)ためのメディア。商品も広告も企業側の一方通行になりがちです。どんな安売りやセールでも、ファンの中にはそういったものを嫌い”いいね”を取り消す人もいます。みんなが知りたがっていることを紹介していく。告知口調ではなく、語りかけ、問いを交えて気軽に読んでもらえる投稿にしていきましょう。そこにFacebookページで活用できるユーザーデータベース(ソーシャルグラフ)をフル活用してターゲティングし、見せたい方々のみに見せていくことで、自ずと投稿への”いいね”や閲覧は増えて行きます。

 

思い当たることはありませんか?次回はFacebookページ内ですぐに使えるツールについてご紹介します。

web325_IMG_6803著者プロフィール   

菅 和義

Communications Factory Pte Ltd (Founder & Social Media Guru)
Hallo Pte Ltd (Founder & CEO)
市場とのコミュニケーションを円滑に行うためのクロスメディア・マーケティングおよびキャンペーンのスペシャリスト。最適なメディアの選定から立ち上げ、運用までを支援している。クライアントは日本、シンガポール、欧米の飲食、航空、メディア、建築デザイン、美容、車関連企業などさまざま。ビジネスにおけるFacebookやSNSの活用、各ビジネスに最適なソーシャルグラフ、データベースを活用したマーケティング手法についての講座、講演もグローバルに行っている。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.325(2017年9月1日発行)」に掲載されたものです。

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