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無知は怖い

先日、新聞にアメリカの思想家エマーソンという方の格言が掲載されていました。
「恐怖は常に無知から生じる」。
これは情報を重視する金融の市場関係者に人気の格言だそうです。

 

 

私は以前ブログに、上場会社の役員をされている方と、外資系銀行でPB(プライベートバンカー)をされている2人のMBAホルダーの方とゴルフをしたお話を書いたことがあります。その際、私の知らないような話がたくさん出てきて、「無知は怖い」と思ったことがあるという話を記載しました。皆さんも「もしあのとき、知っておくべきことを知っていれば、人生は大きく変わっていた」と思ったことはありませんか?

 

 

お金には4つの側面があります。それは「守る」「使う」「貯める」「増やす」です。「お金は寂しがりや」という言葉があるように、大切に守って、使って、貯めて、増やしてくれる人の下へたくさん集まるようになっているという話を聞いたことがあります。

 
今回なぜこの話をしたのかといいますと、ちょっと話の例えはよくないかもしれませんが、「お金」を「部下(従業員)」に置き換えてみてください。もし、部下(従業員)の立場にしてみたら、何があっても守ってくれてくれる上司(守る)、やる気を引き出し上手に扱ってくれる上司(使う)、能力をどんどん開発して実績を積み上げさせてくれる上司(貯める)、 新しい能力をどんどん増やし成長させてくれる上司(増やす)。こんな上司がいたとしたら、その人(会社)の下へ人が集まると思いませんか?

 
要するにお金と一緒で部下(従業員)も寂しがりやで、「集まるところに集まる」のかもしれません。 そして「守る」「使う」「貯める」「増やす」ということに関する知識がある人とない人とでは雲泥の差が出ます。その知識の差が、意思決定の質を変え、行動の質を変え、結果を変えるのです。

 

 

前回情報の3段活用のお話をしましたが、ぜひ皆さんの部下のためにも、そして皆さんの懐にあるお金を有効なものにするためにも、一生懸命本を読んだり、人と会って話しをしたり、セミナーへ出かけたりして勉強をして、知恵に変えるための知識をたくさん吸収してください。