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社会

2026年10月5日

海外購入の飲料容器、BCRSマークあっても返金対象外 シンガポールで注意喚起

 シンガポールで10月1日に本格導入された飲料容器返却制度(BCRS)を巡り、海外で購入したペットボトルや缶は、容器にBCRSのデポジットマークが表示されていても10セントの返金対象にならないことが分かった。制度運営会社BCRS Ltdが明らかにした。
 
 今回の問題は、マレーシア・ジョホールバルで販売されていた飲料に、シンガポールのBCRSデポジットマークが付いているとの投稿がSNSで広がったことから注目された。シンガポールに持ち帰ってReturn Rightの回収機に投入すれば、10セントを受け取れるのではないかとの疑問が出ていた。
 
 BCRS Ltdによると、制度の対象となるのはシンガポール国内で販売され、BCRSに正式登録された飲料容器のみである。海外で購入された商品はシンガポールのシステムに登録されておらず、仮に供給業者の誤表示などによってデポジットマークが付いていても返金されない。10セントのデポジット自体も、シンガポール国内で対象商品を購入する際に徴収される仕組みである。
 
 Return Rightの自動回収機(RVM)は、投入された容器のバーコードなどを読み取り、シンガポール国内で登録されている商品のデータベースと照合する。このため、単にデポジットマークを容器に表示しただけでは返金を受けられない。海外商品を持ち込んで不正にデポジットを受け取ることを防止する仕組みにもなっている。
 
 10月1日からは、シンガポール国内で販売される150ml~3ℓの対象となるプラスチック製・金属製飲料容器には、原則としてBCRSデポジットマークの表示が義務付けられた。消費者は購入時に1本当たり10セントを支払い、空の容器をつぶさず、バーコードが読み取れる状態でReturn Rightの回収機に投入すると返金を受けられる。
 
 BCRS Ltdは、シンガポールで購入したにもかかわらず、デポジットマークと正常なバーコードが付いた容器が回収機に拒否された場合には、商品の写真やバーコード、購入場所などの情報を添えて問い合わせるよう呼びかけている。

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