2026年8月31日
みずほ銀行、シンガポール鉄鉱石商社を提訴 不正融資疑惑で警察も捜査
みずほ銀行が、シンガポールを拠点とする鉄鉱石商社Radiant World Corporationを巡り、シンガポールの裁判所に法的措置を取ったことが明らかになった。同社を巡っては、不正な請求書を利用して金融機関から融資を受けたとの疑惑が浮上しており、シンガポール警察も捜査を進めている。
報道によると、みずほ銀行はRadiant Worldに対し、資産の処分などを制限するための差し止めを求める手続きを行った。同社との取引を巡っては複数の金融機関が対応を進めており、銀行側の与信管理やコモディティー取引における融資の透明性が改めて注目されている。
一方、Radiant Worldは不正行為に関する疑惑を否定しており、主張には根拠がないとの立場を示している。現時点で同社による不正が確定したわけではなく、警察による捜査や司法手続きの行方が焦点となる。
シンガポールはアジア有数のコモディティー取引拠点であり、日本を含む多くの金融機関が貿易金融を手掛けている。過去にも商品取引会社を巡る大型金融問題が発生しており、今回の案件が銀行の融資審査やリスク管理にどのような影響を及ぼすか注目される。

