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社会

2026年8月26日

シンガポール、ヘイズ再来の恐れ スマトラ・カリマンタンで森林火災拡大

 シンガポールで越境ヘイズ(煙害)が再び悪化する可能性が高まっている。インドネシアのスマトラ島やカリマンタン島で森林・泥炭火災が拡大しており、シンガポール国家環境庁(NEA)は風向きや火災の状況を注視している。8月25日にはスマトラ島南部やカリマンタン島の一部で、中程度から濃い煙が確認された。
 
 25日午後6時時点のシンガポールの24時間PSI(大気汚染指数)は70~94で、「Moderate(普通)」の範囲にとどまった。PSIが100を超えると「Unhealthy(不健康)」となる。NEAによると、ASEAN南部では今後数日間、乾燥した天候が続くと予想されており、地域のホットスポットとヘイズの状況は引き続き高い水準で推移する可能性がある。
 
 インドネシアでは火災被害が深刻化している。現地報道によると、スマトラ島とカリマンタン島で焼失した面積は約8万5,000ヘクタールに達した。特に南スマトラ州では多数のホットスポットが確認されている。プラボウォ大統領は森林・土地火災を指示した疑いのある企業について、事業許可を取り消すよう命じた。警察も火災への関与が疑われる72人を拘束するなど、取り締まりを強化している。
 
 森林・泥炭火災による煙はすでに周辺国にも影響を及ぼしており、マレーシアとシンガポールへの越境ヘイズが懸念されている。インドネシアは消火活動を強化するとともに、マレーシアによる人工降雨のための領空利用にも協力する方針である。
 
 シンガポールでは過去にもインドネシアの大規模森林火災によるヘイズで、大気環境や市民生活、屋外イベントなどに影響が出ている。今後は風向きと降雨量が状況を大きく左右するため、NEAが発表するPSIや地域のホットスポット情報への注意が必要となりそうだ。

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