2026年6月30日
JB新駅とCIQを結ぶ400m屋根付き通路整備へ RTS開業に向け利便性向上
マレーシア・ジョホールバルで建設が進む「ジョホールバル・シンガポール高速輸送システム(RTSリンク)」の開業に合わせ、新設されるブキ・チャガー駅とイミグレーション施設(CIQ)、JBセントラル駅、ショッピングモール「ジョホールバル・シティスクエア」を結ぶ全長約400mの屋根付き歩行者通路が整備されることが明らかになった。
新たな歩行者通路は、RTSリンクの利用者が雨天や強い日差しを気にすることなく移動できるよう設計される。通路を利用することで、RTS駅からマレーシア側の出入国審査施設(CIQ)、鉄道のJBセントラル駅、さらに周辺の商業施設へスムーズにアクセスできるようになる。
RTSリンクは、シンガポール・ウッドランズノース駅とジョホールバル・ブキ・チャガー駅を結ぶ全長約4㎞の都市高速鉄道で、2026年末の開業を予定している。開業後はピーク時に1時間当たり最大1万人程度を輸送できるとされ、現在世界有数の混雑を抱えるジョホール・シンガポール・コーズウェーの渋滞緩和が期待されている。
ジョホールバルでは、RTSリンク開業を見据えた都市再開発も進行している。駅周辺では商業施設やオフィス、住宅開発が相次いでおり、ジョホール・シンガポール経済特区(JS-SEZ)の推進と合わせて、ビジネスや観光の拠点としての発展が期待されている。
シンガポールとジョホール州を往来する通勤者や旅行者は1日数十万人に上るとされる。今回の屋根付き通路の整備は、移動の快適性を高めるだけでなく、駅周辺の回遊性向上にもつながる見込みである。
RTSリンクは、両国間の交通インフラを大きく変えるプロジェクトとして注目されており、今回の歩行者通路の整備も、国境を越えた移動をより便利で快適なものにする重要なインフラの一つとなりそうである。


