2026年5月18日
「親の近くへ引っ越すべきか」 シンガポール夫婦のBTO住み替え悩みに共感広がる
シンガポール人夫婦が、「現在住んでいるBTO(Build-To-Order)フラットに住み続けるべきか、それとも親の近くへ引っ越すべきか」で悩んでいる投稿がSNS上で話題となり、多くの共感を集めている。
夫婦は現在のBTO住宅に満足しているものの、将来的な子育て支援や親の高齢化を考え、双方の親に近いエリアへの住み替えを検討しているという。一方で、現在の住環境や利便性、住宅価格上昇などを考えると、簡単には決断できない状況だとしている。
シンガポールでは、親との近居は住宅選択において重要な要素となっている。政府も「Proximity Housing Grant(PHG)」などを通じ、親の近くに住む住宅購入者へ補助金を提供している。共働き家庭が多い中、祖父母による育児支援ニーズは高く、高齢化社会の進展もあり、親との距離を重視する家庭が増えている。
一方で、近年の住宅価格上昇により、住み替えコストは大きな負担となっている。特に人気エリアではBTOや中古HDB価格が高騰しており、「家族支援」と「経済合理性」の間で悩むケースが少なくない。
SNS上では、「親の近くは本当に助かる」という声がある一方、「適度な距離感の方が良い」「今の快適な住環境を失うリスクもある」といった意見も見られた。また、「シンガポールでは住宅選択が人生設計そのもの」とのコメントもあり、多くの人が同様の悩みを抱えていることがうかがえる。
今回の議論を通じ、シンガポール社会における住宅価格、家族関係、子育て支援、高齢化問題など、複数の社会課題が改めて注目されている。


