2026年4月23日
Google Meet悪用の警察なりすまし詐欺、シンガポールで被害拡大
シンガポールで、Google Meetを悪用した警察なりすまし詐欺が増加している。最近では、シンガポール警察を装った詐欺師からビデオ通話を受けた男性が、相手が詐欺師だと見抜いた上で会話を続け、時間を無駄にさせた動画がSNS上で話題となった。
報道によると、詐欺師は「CID Police」という名前を使用し、シンガポール警察のロゴをプロフィール画像に設定。警察制服とマスク姿でGoogle Meetに現れ、「銀行口座から1,000Sドルが不正引き出しされようとしている」と説明し、銀行口座情報やATMカード番号を聞き出そうとした。
しかし男性は、カードを紛失したなどと説明して意図的に話を引き延ばした。詐欺師は困惑しながらも情報を得ようとしたが、最後は騙せないと判断したのか通話を切ったという。動画投稿者は「詐欺はますます巧妙化している」と注意を呼びかけた。
シンガポール警察(SPF)は4月19日に注意喚起を発表し、4月1日以降、この手口による被害が少なくとも13件発生し、被害総額は3万2,000Sドル以上に上ると明らかにした。詐欺師は「Singapore」や「Police」を含むメールアドレスを使い、警察官を装って接触してくるケースも確認されている。
警察は「警察官が非公式チャネルで連絡を取ることはない」と強調し、銀行情報やワンタイムパスワード(OTP)を他人に渡さないよう呼びかけている。また、知らない相手からのビデオ通話には十分注意するよう警戒を促している。


