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経済

2019年11月13日

9月の流通業売上高5.6%増、卸売りが減速

 
 マレーシア統計局が12日発表した2019年9月の流通業売上高は、前年同月比5.6%増の1106億リンギ(約2兆9100億円)だった。増加率は前月の5.8%からやや低下。小売りと自動車販売は好調だったものの、金額が最大の卸売りの伸びが縮小した。
 
 卸売りは4.7%増の548億リンギと、前月の6.0%増から減速。16年10月以来、2年11カ月ぶりの低い伸びだった。一方、小売りは7.2%増の441億リンギ、自動車は4.4%増の117億リンギとなり、ともに前月の伸びを上回った。
 
 9月の流通業販売量指数は、前年同月比で6.0%上昇した。上昇率は前月(5.9%)からやや拡大。自動車が4.5%上昇し、前月(1.4%)から加速した。一方、卸売りは5.0%上昇、小売りは7.4%上昇と、前月を下回った。
 
 9月は新車販売が前年同月比で43.0%増加した。前年同月に税制改革の関係で落ち込んでいた反動があった。
 
■3Qのサービス業6.2%増収
 
 同日に発表された19年第3四半期のサービス業売上高は、前年同期比6.2%増の4497億リンギだった。サービス業に従事する労働者の数は2.5%増の380万人、給与・報酬の総額は4.1%増の254億リンギに拡大している。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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