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日系企業・社会

2019年10月8日

コリビングのハムレット、三菱地所と提携

 
 三菱地所は東南アジア最大のコリビングハウス運営事業者、シンガポールのハムレットと合弁会社ハムレット・ジャパン(佐々木謙一社長)を設立した。コリビング事業への参入で、10月中旬、渋谷区神泉町で第1号物件を開業する。
 
 コリビングは入居者同士のコミュニティー形成に重点を置いたシェアハウスの一形態で、運営会社がアパートを丸ごと1棟管理する。20~30代のミレニアル世代を中心にニューヨーク、ロンドン、シンガポールなど世界主要都市で普及しつつあるという。部屋はワンルームが中心で、家具、家電を備え付け、転居の際に発生する初期経費を抑制する。
 
 ハムレット・ジャパンではコミュニティーマネジャーが入居者同士のコミュニティー形成をサポートする。入居者専用のウェブサイト・アプリを開発し、アプリを通じたイベント告知により入居者同士の意思疎通を促進する。
 
 三菱地所はハムレットが7月に2回目(シリーズB)の資金調達を行った際に出資していた。不動産を見つけ出す三菱地所グループの能力とハムレットのコミュニティー運営力を融合させた合弁で、今年度中に東京都心部を中心に100 室以上、中長期的には大阪や名古屋にも事業範囲を拡大し、1万室以上の運営を目指すという。
 

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