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経済

2018年7月24日

シンガポール、パシル・パンジャン・ターミナル、試験導入の自動化クレーンを公開

港湾荷役サービスのPSAシンガポールは7月23日、パシル・パンジャン・コンテナターミナルで第1四半期から試験導入している自動化クレーンと貨物輸送車両を、コー・ブンワン運輸相の視察に合わせ報道陣に公開した。

 

導入したのは自動化岸壁クレーンで、コンテナを船からトレーラーに自動的に移すことが可能だ。ただ現在は精度がやや低く、操作レバーによる遠隔操作が必要だ。

 

クレーン操作は通常、17階建て建物に相当する高さのクレーンの最上部に据えた操作室から行うが、自動化システムではエアコンの効いたオペレーションセンターから操作ができる。PSAは200人のクレーン運転士に自動化システムの訓練を施した。

 

コンテナ処理では自動化誘導車両も試験運用している。運転手不要の車両で、岸壁とコンテナヤード間のコンテナ移動に使う。24時間運転が可能だ。

 

自動化岸壁クレーンは3基、誘導車両は30台で、100%の活用が実現すると、同コンテナターミナルの生産性は20~25%改善が見込めるという。

 

自動化岸壁クレーンは2021年から段階的に開業するトゥアスの巨大コンテナターミナルでも使用される。

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