シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP6月30日、シンガポールで南ア・ブルズと対戦

日系社会

2018年6月20日

6月30日、シンガポールで南ア・ブルズと対戦

スーパーラグビー、サンウルブズ・立川理道選手に聞く

ラグビー王国オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなど5カ国全15チームが参加する世界最高峰の国際プロラグビーリーグ「SUPER RUGBY」。日本からは2016年に「サンウルブズ(Sunwolves)」が参戦、以来世界の強豪チームと熱戦を繰り広げており、3期目となる今期は初の連勝を記録し、既に過去最多に並ぶ2勝を挙げるなど着実にリーグでの存在感を増している。6月30日(土)には準ホームと位置付けるシンガポール国立スタジアムで南アフリカ・ブルズと対戦する。ブルズとの試合を前に、立川理道(たてかわ・はるみち)選手に話を聞いた。

 

立川選手(右) 提供;Singapore Sports Hub

 

――SUPER RUGBYに「サンウルブズ」が参戦して、今期で3期目になる。リーグについて聞かせてほしい。

 

立川選手 世界のトップクラスのリーグだと思っている。ここに日本チームが参戦したことで、日本のラグビーが成長していると実感している。

 

――現在の「サンウルブス」の特徴、強みを。

 

立川選手 チームは日本人だけではなく、フィジー、トンガ、南アフリカ、オーストラリアと多くの国籍の選手で構成されている。これが他チームにない大きな特徴で、それぞれが持ち味を出すとき、「サンウルブス」はその実力を大きく発揮することができる。

 

―― 一方で、多国籍の選手のなかで、チームワークを高めていくことに難しさはあるか。

 

立川選手 例えば、今期開幕前には、大分別府の自衛隊に2泊3日でキャンプに行ったりした。ラグビーと直接の関係はない訓練だが、チームに本当の一体感がなければ達成できないメニューも多く、日本人と外国人の距離が近づいたと感じた。こうしたユニークな訓練は、どういう状況であっても自分たちの実力をしっかり発揮できるようにするためだ。レベルの高い、移動の多い試合が続くので、どんな状況でも自分たちのパフォーマンスを出しきることが大事だと思っている。

 

また、常にミニチームを4つつくって競争したりしている。チーム内の競争も含めて、個別のコミュニケーションの積み重ねが、チームを一つにすることに繋がっていると思う。新しいメンバーもチームを理解して、溶け込もうと努力しているし、全体的なレベルが上がっていると感じている。

 

――今期、サンウルウルブズは良い試合が続いている。手応えを。

 

立川選手 2連勝もあり、チームとしてとても良い方向にいっていると思う。5月末、6月初旬は日本代表との関係でメンバーの入れ替わりもあり苦しい時期だが、その中でもすごくチームワークは良くなっている。次のシンガポールでの試合は日本代表の試合が終わった後なので、いま経験していることも生かせると思う。

 

――6月30日にシンガポールで南アフリカのブルズと対戦する。過去2年間の試合結果も含め、シンガポールでの試合についてどう感じているか聞かせてほしい。

 

立川選手 シンガポールでの試合は気候が暑いので、熱い試合になるし、湿度も高いので汗をかく。この点は、外国人選手に比べ日本人選手は慣れているので、日本人の強さを発揮できれば、良い試合ができると思っている。気候は日本人に有利に働くと思っている。過去2年間シンガポールでの試合は、引き分けはあるものの、勝ち切れていない。この試合はしっかり勝ち切りたいし、勝つ力もあると思っている。

 

――南アフリカのチームの特徴を教えてほしい。また、ブルズとの試合ではどんな戦い方を考えているか。

 

立川選手 これまで南アフリカのチームには勝てていなかったが、5月19日の香港でのストーマーズ戦ではじめて勝利した。1年目にもストーマーズと引き分けている。南アフリカのチームの特徴はとても体が大きく、体格差を利用してフィジカルで当たってくる。シンガポールでのブルズ戦では、自分たちは運動量であったり、スキルでしっかりカットしていきたいと思う。

 

――シンガポールのラグビーファンにメッセージを。

 

立川選手 本当にこの2年間、準ホームとして応援していただき、環境を整えていただいている。今期はこの一試合だが、ぜひ勝って恩返ししたい。全力で戦う。

 

――最後に、今シーズンの抱負をお願いします。

 

立川選手 今シーズンの「サンウルブス」は、初の連勝を含め新しい歴史をつくっている。過去2年間は3勝したことはないが、今期は3勝、4勝、5勝と勝利を積み上げていくチャンスがたくさんある。これからも一戦一戦大事に戦い、新しい記録に挑戦していきたい。

 

――ありがとうございました。

取材・文/竹沢総司

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP6月30日、シンガポールで南ア・ブルズと対戦