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経済

2018年3月29日

シンガポール鹿島とSPH、ビダダリ・エステートの鍬入れ式

鹿島建設のシンガポール子会社、カジマ・オーバーシーズ・アジア(KOA)とシンガポール・プレス・ホールディングス(SPH)は3月28日、ビダダリ・エステートにおける住宅・商業施設総合開発事業の鍬入れ式を行った。コンドミニアムと小売り施設2万8,000平方メートルを開発する。完工は2022年下半期の予定。

 

コンドミニアム「ウッドレー・レジデンシズ」(約680戸)は2~4寝室の住宅で構成する高層住宅で、日本式デザインを採用する。商業施設の「ウッドレー・モール」はKOAとSPHが保持、運営する。モールには飲食業者、各種学校、医療機関をテナントとして誘致する。KOAからは建設部門子会社のカジマ・デベロップメントが事業にあたる。

 

市民同士の融和を図る政府機関の人民協会と協力してコミュニティークラブを、警察と協力して地域警察署を整備する。地下にはシンガポール初の、エアコンのきいたバスインターチェンジを建設する。鍬入れ式には篠田研次大使とSPHのリー・ブンヤン会長が出席した。

 

ビダダリ・エステートは本島中心部の東寄りに位置し、ウッドレーMRT駅に隣接している。「庭園の中のコミュニティー」とのテーマで開発が計画されており、公営HDB住宅棟が近隣地に複数、建設される。

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