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金融

2018年3月18日

為替相場は近く1ドル=3.8リンギに、首相見通し

【イポー】ナジブ・ラザク首相は3月15日、恒例の公務員向け予算説明会で、マレーシア経済はしっかりしており、為替相場は近々、1米ドル=3.8リンギ(約102円)になるとの見通しを示した。アジア通貨危機に対処するため1998年、マハティール当時首相が固定相場制を採用した時のレートが3.8リンギ。

 

 15日の相場は1米ドル=3.9リンギ(約106円)。ここ数カ月のリンギの動きは堅調で、米ドルに対し顕著に値上がりしている。

 

 総選挙を控え、国家財政は破たんの瀬戸際にあると一部野党が主張していることについて、ナジブ首相は「マレーシアのソブリン格付けはA-で、信用力のあるAグループだ。イタリア、ロシアはAより低いBの格付けだ。もし国家破たんするというなら、B評価の国がまず破たんすると考えるのが合理的だ」と述べた。

 

 外貨準備高もアジア通貨危機の時の200億米ドル(約2兆1,191億円)に対し、現在は1,030億ドル(約10兆9,133億円)あるという。

 

出典:ニュー・ストレーツ・タイムズ、ベルナマ通信

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