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2018年1月19日

シンガポール、航空宇宙産業転換マップを発表、40億ドルの付加価値を生産

イスワラン通産相(産業担当)は1月17日、未来に向けた戦略を盛り込んだ産業転換マップ(ITM)のうち、航空宇宙産業向けマップを発表した。2020年までに1,000人の雇用創出と40億Sドル(約3億3,505万円)の付加価値生産を目指す。

 

 経済開発庁(EDB)など複数の政府機関で構成するチームが、業界団体やパートナー企業の協力を得てITMをまとめた。

 

 ITMでは、◇業務改善◇技術革新の推進◇国民による技術の習得――を柱に据えており、航空宇宙産業向けでは国内資本のシンガポール・エアロスペース・マニュファクチャリングによる先端オートメーション機器やエンジニアリング能力投資を支援し、次世代航空機部品が生産できるようにする。

 

 EDBと科学技術庁(A*STAR)は将来的に有望な技術の開発を促す計画を推進する。IoT(モノのインターネット)、3次元プリンター、データ分析、予知保全の領域での技術開発を想定している。予知保全とは、機械設備を診断し、故障や異常の前ぶれを察知して修理を行うこと。

 

 政府は23の産業領域でITMを作成する計画で、航空宇宙産業向けは17番目。

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