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熱帯綺羅

2011年5月2日

炭火焼きの香ばしい香りと煙、サテを食べようサテ・ホーカーの集合体「サテ・クラブ」

サテについて

サテの起源は、中近東の遊牧民達で、大きなナイフに羊などの肉のかたまりを刺して焼いて食べていたものが、ケバブなどに形を変え、15世紀頃盛んに行き来したアラブの貿易商人達とともに、インド、東南アジア、中国などに流布した食文化だといいます。シンガポールでは、サテの主流は、鳥、羊、牛、エビなどですが、インドネシアでは、地方によって蛇やウサギ、カメといった一風変わったものも含め、30種類以上もあります。マレーシアやフィリピンでも地域色豊かなサテを楽しむ事ができます。サテの付け合わせに忘れてはいけないのが、すり下ろしたピーナツといろいろなスパイス、パイナップルなどを混ぜ合わせて作るピーナツソース。これは、フィリピンを植民地として統治していたスペインの君主が南アメリカで得たレシピを持ち込んだのが始まりと言われています。また、ケトゥパ(Ketupat)という編んだココナッツの葉の入れ物に米を入れてゆでたマレー風ちまきも珍しいもの。ハリラヤなどのお祝いの日にも欠かせないものです。そして、刻んだタマネギ、きゅうりと共に頂きます。

恐らく、日本の焼き鳥もサテと同様のルーツを持つのでしょう。何世紀もの長い時間をかけて、その場所、そこで暮らす人々によって少しづつその味覚や材料に改良が重ねられ、現在の形になったサテ。シルクロードの産物のひとつといっても良いのかもしれません。

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マレー風ちまきのケトゥパ(Ketupat)。ひとつひとつ手で編んだココナツの葉のかごの入れ物にご飯が入っている。
18 Raffles Quay 048582

文= 桑島千春、写真=桑島千春

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.188(2011年05月02日発行)」に掲載されたものです。

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