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社説「島伝い」

2012年10月15日

年末への備えは今から

10月も半ばになり、今年も残すところあと2か月半。時間の経つのは本当に早いものです。一日一日が早く過ぎるように感じるのはそれだけ日々充実している、という言い方もありますが、何もしなくても一日は過ぎていくのもまた事実。時間は待ってはくれません。

 
限られた時間の中で自分が何をやるのか、一歩でも前に進むために、昨日とは違うことをやろうと試みたり、目標に向かっていこうと努力を続けていかなければ進歩はしないもの。「このぐらいでいいや」と妥協したところで成長は止まり、それが自分の限界になってしまいます。

 
しかし、年末が近づいてくると、自分だけでなく周りもせわしなくなり、予定がいつも以上に立て込んできます。気忙しくなって、進歩のための創意工夫などしている余裕はない、となりがちですが、忙しさの一因には、今年ずっと後回しにしてきて、年末を前にいよいよ後回しが効かなくなっているものの存在もあるのではないでしょうか。

 
期限が迫った“やるべきこと”が山積みになってくると、気ばかり焦って何も終わっていないという状態に陥ったり、すべてをとにかく片づけてしまおう、となりがちです。しかし、雑になった部分でミスを起こしてしまったのでは意味がありません。個人レベルのことであれば、翌日にやり直すことで修正可能なこともありますが、それは成功とは呼べないでしょう。また、ミスが会社レベルのことになると、やり直しがきくことばかりとは限らず、会社にとって大きなリスクにつながる恐れもあります。それよりは、年末までに必ず完了させるべきことを一旦整理し、目標を設定した上であらゆる工夫・努力をしてやり遂げた方が、ずっと良い結果を生むでしょう。年内に完了できないことも、翌年に持ち越すのであればいつまでに完了させるか、目標を設定してそれに向かって進めていくことも大事です。

 
忙しくなる年末年始に時間に追われないために、忙しくても冷静に判断できるよう自分を保つために、今のうちに“やるべきこと”の棚卸と整理をしておく必要がありそうです。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.222(2012年10月15日発行)」に掲載されたものです。

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