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『面白南極料理人』西村淳著

『面白南極料理人』西村淳著

人間は食べなければ生きていけません。と冒頭から偉そうに当たり前の事を書いてしまいますが、私、最近「食べる」という行為を日々の生活の中であまり意識していないような気がしています。激しいスポーツをやっていた頃は食べなければ文字通り「身体が動かない」という状態でしたが、最近は極端にお腹が減るということも無い気がします。食べる量も減った気がします…(年だろうか、という程別に年では無いのですが)。しかし、やはり食べなければ我々生きていけないんです。


今回ご紹介する『面白南極料理人』の著者西村淳氏は、南極観測隊として二度南極での越冬を経験、その際に創意工夫をしながら作り、食べた料理を南極での日々と共に紹介しています。読んでいると、「人間は食べなければ生きていけないのだ」という事を感じさせられると共に、そこから更に食べる事の楽しみ、皆と食事を共にすることによって出来る人との繋がりなど人間にとって「食べる」という行為の意味を考えさせられます。


と、何だか難しそうに書いてしまいましたが、南極での日々をとても面白く描いていて是非とも読んで見て下さい。

新潮社

協力=シンガポール紀伊國屋書店

文=シンガポール紀伊國屋書店 里見

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.124(2008年06月16日発行)」に掲載されたものです。
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