細谷功(ほそやいさお)氏
サガティーコンサルティング
ディレクター
ザカティーコンサルティング株式会社ディレクター、ビジネスコンサルタント。8年間エンジニアとして働いたのちコンサルティング業界に転身、業務プロセス、組織、ITの改革にクライアント企業と取組んでいる。
嶋津良智(しまづよしのり)氏
リーダーズアカデミー
CEO
株式会社リーダーズアカデミー代表取締役社長兼CEO。シンガポールを拠点に、日本、シンガポール、アメリカで会社経営に参画する傍ら、独自メソッドの「上司学」を打ち出し、次世代リーダー育成に努める。
地頭力とは、つまり考える力のことで、具体的に言うと、結論から考える、全体から考える、簡単に考える,という思考プロセス力として定義しています。コンサルをする、何かイベントを企画する、旅行の予定を立てる等、何かを計画するということは、つまりその3つのプロセスで構成されています。それをコミュニケーションに当てはめると、まず、結論から考えるには、こちらから結論へ向って考えるではなく、結論をまず置いてみて、そちらから逆向きに考えるということです。まず相手に何を伝えたいか、何が伝わっていれば成功であると定義した時に、そのために何を話さなければいけないのか、相手視点から見ることです。それをビジネスに当てはめれば顧客視点になるでしょう。自分を含め普通の人間は、本能的にそうはできないようになっているので、どんなに心がけてもなかなか十分にできないものです。全体から考えるという発想は、自分の思い込みを一旦クリアにして考えましょうということです。育った環境や国が違ったりすると、群盲象をなでるといいますが、自分が普通に言っていることを相手が全然異なる捉え方をしていることがある。例えば、日本ってこうだよね、といったとしても、都会と地方に住んでいる人ではイメージが違うでしょうし、言葉一つとっても解釈が違うので,私が話しているのはこっちです、その都度確認することで思い込みから逃れられる。コミュニケーション上の共通の土俵で話すには、一度ぐっと引いたところから全体を眺める必要があります。
冷静に考えると、世の中は3つものでできているなと思ったんです。信号の色は3つ、三次元、金銀銅のメダル、色の3原色など、何か宇宙の原則みたいな。日本では、社長にアドバイスする際に、3つの事業に集中した方がいい、また一人の部下にマックスで与える仕事は3つまで、という話をよくします。結果論として、それを実践した会社は、何の根拠もないですが、意外と集中の原理が働いている様に思います。
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