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タイ

2008年6月16日

お気に召すまま近場の休日「サムイ島」で「心」呼吸

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ターコイズブルーの海、吹き抜ける風にそよぐヤシの木。そんな絵に描いたようなリゾートに週末だけでもぶらりと出かけられたら、と思う読者に、タイのサムイ島をご紹介。

美しいホワイトサンドのビーチが点在し、ヤシの林に囲まれたサムイ島は、タイ南部東海岸のタイタンド湾にあり、シンガポールから直行便で1時間半で着く。

15km四方の小さい島である故に、ホテルへの移動時間も短い。金曜日にオフィスを退出後、午後8時の夕方便に乗れば、あっという間にパラダイスへ到着。土日をサムイ島でのんびり過ごし帰宅できる。

6月~9月の海のベストシーズンが到来し、旅のプランを立てるなら、今が旬のサムイ島だ。

 

サムイ島(Koh Samui)ストーリー

04コサムイとしても知られるサムイ島の名前は、以前季節風に乗ってこの界隈を旅した中国人が閩南(ミンナン)語で「最初の関門」と呼んだことに由来するという。タイ語ではクロンロム、「風と波の島」とも呼ぶそうだ。

豊富に穫れるココナッツと漁業が主な産業だった、タイで3番目に大きい島・サムイ島。そのリゾート開発の歴史は以外と浅い。

タイ政府が本腰を入れて開発を始めた1980年代以前は、観光客といえば欧米からのバックパッカーやヒッピーたちばかりだったという。現在は、美しい海とタイのホスピタリティーを求めて、ヨーロッパを中心に大勢の観光客がバカンスに訪れている。長期滞在者も増え、コンビニや大型ショッピングモールを始め、本格的でお洒落なヨーロピアンのレストランや、最新の設備を揃えた滞在型のスパなども続々と登場している。一方で、ヤシの木よりも高い建物を建てないという景観条例が守られてきたせいか、現代的な建物は、3階建て程度の低層のホテルやビラスタイルのリゾートが中心で、上手くサムイ島の自然と共存しており、島には未だ素朴な雰囲気があちこちに残っている。そんな心地よい楽園での暮らしぶりを聞きつけてか、あのデイビッド・ベッカム夫妻も島の北部に大邸宅を建設中、完成も間近のようだ。

海洋部は、50を超える諸島をアントン諸島国立海洋公園としてタイ政府が管理しており、サムイ島からほど近いタオ島、パンガン島の周辺は、ダイバー垂涎のダイブスポットが数々あることで知られている。

 

二泊三日、サムイ島での過ごし方

サムイ島滞在中は、ゆっくりホテルに併設されたスパに籠るもよし、ビーチやプールでのんびり過ごすのがベスト。とはいえ、せっかくサムイ島にやってきたのだからサムイ島ならではの思い出を、というアクティブ派には、サムイ島の自然を楽しむエクスカーションをおすすめしたい。

 

ヒンダ・ヒンヤイ

05ラナイビーチの南端にある奇岩で、ヒンダ(おじいさん)の岩、ヒンヤイ(おばあさん)の岩とよばれるサムイ島の観光名所のひとつ。その昔、息子の婚礼のために船出した老夫婦が嵐にあい、船が難破して流れ着いたのがサムイ島で、その二人の身体は岩に姿を変えたという伝説に由来している。波によって削られた2つの岩の形が男女の秘部に似ていることから、そう呼ばれるようになった。観光客の他、地元の人も多く訪れ、タイのお盆の時期にはお祭りもあるそうだ。駐車場から岩場までの細い道には、どこか懐かしい土産物屋が並ぶ。道すがら売られているココナッツミルクと餅米でできたゼリーのようなキャラメルが美味。

 

ナンムアンの滝

06島内数カ所ある滝の中でも一番知られているのがナムアンの滝。

下流側のナンムアン滝1(高さ18m)と、歩いて30分ほど上流へ歩いたところに更に落差の大きいナンムアン滝2(高さ80m)があり、それぞれの滝壺まで行くことができる。熱帯雨林のキャノピーをくぐりながら歩けば、なかなか爽快でちょっとした森林浴が楽しめる。地元の人の間では、一層涼しさを増すために、滝の入り口付近の屋台で辛いソムタム(パパイヤサラダ)を食べるのが定石になっている。

滝の入り口付近に象たちが待機しているので、象の背中に揺られながらエレファントトレッキングで滝に向うのも一興だ。水着を持参すれば滝壺付近で泳ぐこともできる。

 

サンティブリ サムイ カントリークラブ

0718ホール全6,932ヤードの規模を持ち、海を見下ろす丘陵地にあるサムイ島で唯一のゴルフコース。クラブハウスに到着すると、オープンエアのロビーの向こうに広がるヤシの木に覆われた丘の斜面、その先の海と水平線を見渡す美しい風景に圧倒される。

世界的に知られるシンハビールの醸造会社による経営というだけあって、グリーンや周辺施設に限らず、経験豊富なキャディーを揃えるなど全体のグレードは高く、年に数回プロのトーナメントも行われている。156ヤード、パー3の6番ホールは、グリーンのうしろに滝が流れ、また、622ヤード、パー5の17番ホールは、ダウンヒルのロングホールで、眼下に広がるヤシの林と海を見下ろしながらグリーンを下るという具合に、ユニークなホールが多い。

ノンゴルファーであっても、クラブハウスに立ち寄って、レストランで食事や飲み物をとりながら、そこから眺める絶景を楽しむ価値大。同グループのサンティブリリゾートホテルが近くにあるので、そちらでスパを楽しみながらゴルファ―を待つというのも悪くない。

Santiburi Samui Country Club

12/15 Moo 4 Ba-an Donsai, Tambol Mae-Nam, Amphur Koh Samui, Suratthani 84330 Thailand
Tel: +66 (0)7742 1700-8
Fax: +66 (0)7742 1709

 

サムイ通に話題の本格派レストラン

ザ・クリフ

02チェウエンビーチとラナイビーチの間の崖の上に建つレストラン。 海に向う広いテラス席があり、インテリアや家具がシンプルかつモダンにまとめられ、落ち着いた雰囲気。 深い緑に覆われた岬にマリンブルーが眩しい海、ロマンチックなひと時が過ごせる。ご自慢の地中海料理には、地元の新鮮な海鮮はもとより、野菜は全て有機野菜を使用。前菜のシーフードプラッターや、ポルトガル風ソースでマリネしたグリルドチキンにスパニッシュライスを添えたものなどがおすすめ。シャンペン、ワインのリストも充実している。レストラン横にバーが併設されているので夕暮れ時にカクテルを楽しむだけでも可。著名なDJを招いてクラブイベントを企画することもあるそう。

The Cliff

124/2 Tambon Maret, Lamai Beach, Koh Samui 84330 Suratthani, Thailand
Tel : +66 (0) 7741 4266

プレゴ

032004年の開店以来サムイ島在住の粋人で知らない人はいない本格イタリアンを楽しめるレストラン。大通りに面したアルフレスコのエリアと店内のダイニングがある。洗練された大人っぽいインテリアと照明が一層ムードを盛り上げる。店内のピザ焼き釜で焼かれるピザ、イタリア人シェフが腕をふるうオリジナルメニューのパスタやシーフードグリルなどが目白押し。一品一品美しく盛りつけられ、目も舌も大満足。きびきびと動くスタッフも好印象で、大切な記念日や誕生日も上手に演出してくれる。

Prego

Amari Palm Reef Resort Chaweng Beach Samui 84320, Thailand
Tel : +66 (0) 7742 2015-19
Fax : +66 (0) 7742 2394

 

おすすめビーチエリアの厳選ホテル

チャウエンビーチ

サムイ空港から10分と至近で、しかも4kmに渡る白砂のビーチと遠浅の海が続く。島内でもっとも規模が大きく一番人気のビーチ。

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カンダブリ リゾート&スパ

☆☆☆☆

09南北のタイの伝統的なスタイルを随所に取り入れながら、現代的なリゾートの機能性を重視したチャウエンビーチで今話題の新リゾート。レセプション、44室のビーチフロントプレミアルーム、6室のファミリールーム、スパ、プールからなる海側のエリアと、メインストリートを挟んだ丘側には、デラックスルーム131室の客室棟、モダンな外観が目をひく地中海料理レストランとタイレストランがある。デラックスルームで52m2の広さがあり、キングサイズベッドが2つは入るゆったりとしたリビングエリア、部屋の1/3程を占める広々としたバスルームは、シャワールームとバスタブ付き。この贅沢な開放感が、リゾートムードをぐんと盛り上げる。インテリアは落ち着いたダークな木製家具を中心に、タイシルクのクッションを差し色にしたシンプルモダン。2ベッドルームあるファミリールームは、最上階の3階にあり、広さ120m2で、キッチン、ダイニングエリアの他、星空の下でディナーを楽しめる広いバルコニーもある。家族連れ、気の合うグループでの滞在にお薦めしたい。

リゾートの前に広がる穏やかなビーチは、白いパウダーサンドが足下にも心地よい。干潮になると、お向かいの無人島、マトラン島へつながり、歩いて渡ることもできる。遠浅のビーチなので、子供を遊ばせるにも最適。

疲れた身体を癒すなら「Kanda Spa」でのスパトリートメント。 美白と肌の輝きを増す効果がある自家製のタマリンドスクラブ、日焼けの後のトリートメントパッケージには、キュウリやアロエをふんだんに使用したボディパックなど、サムイ島らしい自然派のトリートメントが受けられる。熟練されたスタッフの行き届いたサービスと丁寧な心配りが嬉しい。

Kandaburi Resort & Spa

20 Moo2 Chaweng – Chongmon Road Bophut, Koh Samui, Suratthani 84320 Thailand
Tel: +66 (0) 7742 8888
Fax: +66 (0) 7742 8899

ノラ ビーチリゾート&スパ

☆☆☆☆

 

10リゾート全体が手入れの行き届いた熱帯樹の濃い緑にすっぽり覆われ、サンクチュアリな雰囲気満点のリゾート。「ノラ」とは、タイ南部の伝統舞踊にも登場する、下半身が鳥で上半身が人間という7人の女神のこと。その名を冠したリゾートとあって、部屋番号は全て7から始まっていたり、女神のモチーフのインテリアがあることからも、伝統的なタイのおもてなしがそこここに感じられる。42室のスーペリアルームと6室のノラオーシャンスイートはホテル棟にあり、30室あるビラは2室が一軒となっているので、コネクティングルームにもなる。また、ビーチ沿いには、オーシャンビラ、部屋の前にビーチが広がるプール付きビラもある。インテリアは、竹かごを広げたような透かし編みが天井に張られていたり、正統派アジアンテイストであるダークウッドのタイ風スタイルのベッドや家具など、やさしい木肌の感触に包まれて寛げる。大きな窓がある象牙色のバスルームは、明るく開放感がある。

リゾート内の「Anodas Spa」は、ビーチ沿いにあり藁葺き屋根の隠れ家的なスパ。オープンエアのプライベートルームで潮風を感じながら東西の粋を集めたトリートメントを楽しみたい。

Nora Beach Resort & Spa

222 Moo 2, Chawang Beach, Bophut Koh Samui, Suratthani 84320 Thailand
Tel : +66 (0) 7741 3999
Fax : +66 (0) 7742 9498

ラナイビーチ

チャウエンビーチを更に南下すると、美しいという意味の「ラナイ」を冠した白砂のビーチがある。チャウエンほどの賑わいもないせいか、比較的静か。

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ルネッサンス コサムイ リゾート&スパ

☆☆☆☆☆

 12マリオットホテル系列で、ラナイビーチで最も存在感のあるハイクラスリゾート。小高い丘から緩やかな斜面にゆったりとビラが建ち並び、その下方には岩場に挟まれたプライベートビーチのようなホワイトサンドの砂浜が広がる。テラコッタ色の建物が、エメラルドグリーンの海とヤシの木の緑に映えて美しい。洗練されたデザインで敷地内の隅々まで和みの空間が広がり、部屋のインテリアも上質で一流のこだわりが感じらる。プライベート重視の海側のビラ35室の他に、丘側にデラックスルームが43室ある客室棟がある。こちらは7階建てで、サムイ島で最も高い建物。各部屋のテラスには、ジャクジー付きのバスタブがあり、高層階なら美しい眺めも楽しめる。ホテル棟の前の細長い50mプール、バリアフリーのコネクティングルームなどもあり、家族やグループの滞在もお任せ。一歩足を踏み入れたときから別世界のスパ「Quan Spa」には、眺めの良いスパトリートメント用のプライベートビラがあり、ここだけの癒しの空間が広がる。その他、アジア&スペイン風味のタパス料理を出すレストランや、健康志向のタイ料理のレストラン等、食の方もこだわりと個性があり、外から訪れる観光客が多いのも納得。

Renaissance Koh Samui Resort & Spa

208/1 Moo 4, T. Maret, Laem Nan Beach Koh Samui, Suratthani 84310 Thailand
Tel : +66 (0) 7742 9300
Fax: +66 (0) 7742 9333

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.124(2008年06月16日発行)」に掲載されたものです。
文= 桑島千春

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