シンガポール中心部のビーチロードで10月14日午後、男性が路線バスの前に立ちはだかり、運行を約15分間妨害する騒動が発生した。男性はバス車内に置き忘れた携帯電話を取り戻そうとしていたとみられる。
騒動が起きたのは14日午後2時44分ごろで、SBSトランジットが運行する56番バスが関係していた。
現場の様子は近くを走行していた車のドライブレコーダーに記録され、SNSの「Complaint Singapore」に投稿された。映像には、男性が道路上でバスの進路をふさぐ様子が映っており、インターネット上で注目を集めた。
SBSトランジットの広報担当者によると、男性はビーチロードのバス専用車線を横切り、赤信号で停車していた56番バスに乗り込もうとした。当時、バスは5車線道路のうち4番目の車線に停車していた。
しかし、停車場所は指定されたバス停ではなかったため、運転手は安全規則に従ってドアを開けず、前方のバス停から乗車するよう男性に案内した。
これに対し、男性はバスの前方に移動し、信号が青に変わった後も立ち去ることを拒否した。このため、バスは発進できず、周辺の交通にも影響が及んだ。
SBSトランジットは警察に通報し、駆け付けた警察官が対応した。バスは約15分後に運行を再開した。
男性がバスを止めようとした理由については、車内に置き忘れた携帯電話を取り戻すためだったという。ただし、男性が携帯電話を回収できたかどうかは明らかになっていない。
今回の騒動はSNS上でも話題となり、バスの前に立ちはだかる行為の危険性を指摘する声が上がった。
シンガポールでは、路線バスの乗降は原則として指定されたバス停で行う必要があり、信号待ちなどで停車している場合でも、道路上で乗客を乗せることは認められていない。
携帯電話を取り戻そうとバスを妨害、運行15分遅延
