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シンガポール首相、カタールとUAEを訪問 エネルギー安保で協力強化

シンガポール首相府は17日、ローレンス・ウォン首相が18~22日の日程でカタールとアラブ首長国連邦(UAE)を公式訪問すると発表した。首相就任後、初の中東訪問となる。中東情勢の緊張が続く中、エネルギー安全保障と経済の強靱性を中心に、両国との協力強化を図る。
 
ウォン首相は18~20日にカタールを訪れ、タミム首長と会談する。両首脳は2国間協力を協議する第9回ハイレベル合同委員会を共同で主宰するほか、同国首相兼外相とも面会する予定である。カタールはシンガポールの液化天然ガス(LNG)の主要供給国で、輸入量の約25%を占める。シンガポールの発電量の約95%は、LNGや周辺国からのパイプラインガスを含む輸入天然ガスに依存している。
 
20~22日にはUAEのアブダビとドバイを訪問し、ムハンマド大統領や政府高官らと会談する。両国は2019年に包括的パートナーシップを結び、防衛、エネルギー、水資源の持続可能性などで協力してきた。UAEは湾岸協力会議(GCC)加盟国の中でシンガポール最大の貿易相手国であり、カタールは第3位となっている。
 
訪問にはビビアン・バラクリシュナン外相、タン・シーレン・エネルギー・貿易産業相らが同行する。首相不在中はガン・キムヨン副首相が首相代行を務める。首相はドーハとドバイで現地在住のシンガポール人とも交流する予定である。両国との会談では、既存の経済・安全保障協力の進展も議題になる見通しだ。政府は地域情勢について意見を交換し、対話と外交を重視する立場を改めて示す方針である。中東からの燃料供給が電力価格や企業活動に影響するだけに、会談の成果が注目される。