シンガポールでは10月14日、ヘイズ(煙害)が再び強まり、西部の1時間平均PM2.5濃度が午後3時に288まで上昇した。国家環境庁(NEA)の区分で「非常に高い」水準に当たり、全地域の24時間大気汚染指数(PSI)も114~160と「不健康」水準となった。
同時刻のPM2.5は中央部218、東部208、南部177、北部140だった。NEAは1時間平均PM2.5が251以上の場合、一般の人は次の1時間の屋外活動を最小限に抑え、高齢者や持病のある人などは屋外活動を避けるよう求めている。
大気質の悪化を受け、スポーツ・シンガポール(SportSG)は西部のActiveSGスポーツ施設で、屋外および空調設備のない施設を一時閉鎖した。対象にはジュロン・イースト、ジュロン・ウエスト、ブキ・バトック、チョア・チュー・カン、クレメンティなどが含まれる。SAFRAトア・パヨも屋外活動を停止し、プールを閉鎖した。
煙害の背景には、インドネシアのスマトラ島やカリマンタン島で続く森林・土地火災がある。NEAは今後も風向きや降雨によって煙の流入状況が変化するとして、域内で深刻な越境煙害が続くリスクを指摘した。
政府は24時間PSIが200を超えた場合のN95マスク配布や空調付き避難場所の開設を準備している。ただし、今回のPM2.5急上昇は24時間PSIが200を超えたことを意味しない。屋外スポーツや移動を予定する人は、直前の最新数値と施設の運営状況を確認する必要がある。
1時間平均PM2.5は短時間の健康影響を判断する指標で、24時間PSIとは算出方法と用途が異なる。
シンガポール、ヘイズ悪化で西部PM2.5が288に スポーツ施設を一時閉鎖
