シンガポールで、スマートフォンを操作しながら歩いたり、駅構内の通路や階段で突然立ち止まったりする通勤客の行動に対し、不満の声が広がっている。特に朝夕のラッシュ時には、こうした行為が人の流れを妨げ、周囲の利用者に迷惑をかけているとして、公共交通機関でのマナー改善を求める声がSNS上で相次いでいる。
地元メディアThe Independent Singaporeが10月7日に報じたところによると、オンライン掲示板Redditに投稿した利用者が、MRTジュロン・イースト乗換駅での体験を紹介した。投稿者は、混雑した階段でビデオ通話アプリ「FaceTime」を使用しながら立ち止まる人がいたため、後方に長い列ができていたと指摘。前方には十分なスペースがあるにもかかわらず、通路がふさがれていたという。
投稿者は、歩行中はスマートフォンから目を離して前方を確認し、操作が必要な場合は安全な場所で立ち止まるべきだと訴えた。
この投稿を受け、他の利用者からも同様の経験が寄せられた。ある利用者は、混雑した通路で突然立ち止まる人について、周囲に避けるスペースがないことを理解していないと批判。また、複数人が横一列に並んで歩き、後ろから来る人に道を譲らない行為にも不満が示された。
一方、利用者のマナー改善には罰則や規制が必要ではないかとの意見も出た。注意喚起だけでは行動が変わらないとして、公共の場所での配慮を促す具体的な対策を求める声もあった。
スマートフォンは通勤時の情報収集や連絡手段として欠かせない存在となっているが、混雑した駅構内での使用は周囲の歩行者への影響も大きい。今回の議論では、歩きスマホそのものに加え、階段や通路で突然停止する行為や、周囲の人の流れを意識しない歩行マナーが問題視されている。
公共交通機関の利用者が多いシンガポールでは、円滑な移動を確保するため、利用者一人ひとりの周囲への配慮が改めて問われている。
スマホ操作で通路ふさぐ通勤客に不満 MRT駅でのマナー巡り議論
