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クリスタル・ジェイド、国内4店舗を追加閉鎖 従業員約120人に解雇通知

 シンガポールの中華料理チェーン大手「Crystal Jade(クリスタル・ジェイド)」は、国内の4店舗を追加閉鎖し、従業員約120人に解雇通知を出した。財務・リスク管理の助言会社Krollが10月7日に発表したもので、事業売却に向けた組織再編の一環である。これにより、国内で営業を継続する店舗は9店舗となり、従業員数は約210人に減少する。
 
 今回閉鎖されたのは、「Crystal Jade La Mian Xiao Long Bao」のBugis Junction店、Toa Payoh店、i12 Katong店の3店舗と、「Crystal Jade GO」のPunggol Oasis Terraces店。いずれも10月6日付で営業を終了した。
 
 クリスタル・ジェイドのシンガポールおよび香港事業の持ち株会社については、9月29日にKrollの担当者が管財人に任命され、経営・財務状況の見直しを進めていた。管財人は、今回の店舗閉鎖と人員削減により、シンガポール事業に必要な再編措置は完了したと説明している。
 
 解雇対象となったのは閉鎖店舗の従業員と一部の本社部門の職員で、対象者には既に通知が行われた。給与は最終勤務日まで支払われ、店舗従業員には雇用契約に基づく通知期間や補償が適用される。
 
 従業員の再就職支援に向けて、Krollと同社は全国労働組合会議(NTUC)傘下の食品・飲料関連労働組合(FDAWU)などと協力している。FDAWUとNTUCの雇用・就業能力研究所(e2i)は、食品製造、飲食、ホテル、小売業などで400件以上の求人を確保。Paris Baguette、Neo Group Bakery、Din Tai Fungなどの企業が、対象従業員向けの面接を実施した。
 
 また、グループのシンガポール中央厨房を運営するCrystal Jade Food Manufacturingも10月5日に操業を停止した。同社は今回の管財人管理の対象外だが、グループ全体の再編方針に沿って経営陣が閉鎖を決定した。
 
 Krollは、残る9店舗については通常通り営業を継続すると説明。今後、30年以上にわたり築いてきたブランドや事業価値を維持するため、事業を継続した状態での売却を目指す方針で、現時点では追加の店舗閉鎖を見込んでいない。