自動車レースの最高峰、フォーミュラワン(F1)のシンガポール・グランプリ(GP)が10月9~11日、マリーナベイ市街地コースで開催される。シンガポールではインドネシアの森林・泥炭火災に伴う煙害(ヘイズ)が深刻化しており、大会への影響が懸念されている。
国際自動車連盟(FIA)は8日、ヘイズがさらに悪化した場合、コンサートなど屋外エンターテインメント活動の一部が制限される可能性があるとの見解を示した。一方、現時点ではF1の走行や決勝レースの開催に影響はないとの認識である。
シンガポール国家環境庁(NEA)によると、8日午後1時時点の24時間大気汚染指数(PSI)は西部154、中央部140、東部118、北部109、南部108となり、国内全5地域で「不健康」(101~200)の水準を記録した。
今回のヘイズは、インドネシアのスマトラ島やカリマンタン島で発生した森林火災などが主な原因である。NEAは乾燥した気象条件と風向きによって煙が引き続きシンガポールに流入する可能性を指摘している。
大会主催者は関係政府機関と連携し、大気汚染状況を監視するとともに、観客やドライバー、スタッフの健康を守るための緊急対応計画を準備している。2019年の大会でもヘイズが問題となり、救護体制の強化やN95マスクの提供などが実施された。
今年の大会は10日にスプリントレースと予選、11日午後8時から決勝レースが予定されている。F1はシンガポールの観光・経済に大きな効果をもたらす国際イベントであり、今後の大気環境と大会運営への影響が注目される。
F1シンガポールGP、ヘイズ悪化で屋外イベント制限の可能性 レースは予定通り開催へ
