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シンガポール人女性をドバイで売春させたイタリア人男に禁錮8年、むち打ち6回

 シンガポールの裁判所は10月7日、結婚を約束したシンガポール人女性をアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに連れ出し、売春を強要したとして、人身売買の罪に問われたイタリア国籍のアシュラフ・アルジャウイ被告(32)に禁錮8年、むち打ち6回、罰金9,000Sドルの判決を言い渡した。被告は4月22日に有罪判決を受けていた。
 
 裁判によると、被告は2021年4月、出会い系アプリ「Tinder」を通じて当時30~31歳の女性と知り合った。裕福なカタール人家庭の出身で航空会社のパイロットだと偽り、カタールで結婚することを約束。女性はこれを信じ、同月21日に被告とともにドバイへ渡航した。
 
 ドバイ到着後、被告は女性に対し、カタールへ入国するには1万USドルの資金証明が必要だと虚偽の説明をした。女性が十分な資金を持っていないことを知ると、資金を稼ぐために売春するよう要求した。
 
 被告は女性の写真を撮影して現地の売春仲介サイトに掲載し、客を募集。売春に使用するホテルを手配し、女性が得た収入を毎日回収していた。
 
 検察側は、被告が女性に身体的・精神的な暴力を加え、脅迫や屈辱的な行為によって支配していたと指摘した。女性は2021年9月に性感染症にかかり、売春を中止。同年11月下旬にシンガポールへ帰国した。
 
 女性の母親は、娘がドバイ到着後に1万USドルを求めてきたことを不審に思い、2021年4月に警察へ相談していた。
 
 被告は2023年11月、別の事件に関連してシンガポールで逮捕された。今回の罰金は未納で、代わりに6週間の禁錮が追加される。また、詐欺など今回の事件とは別の16件の容疑についても、今後審理が行われる予定である。