AsiaX

政治任用者の業績賞与、最大6ヵ月分 過去10年間の実績を政府公表

 シンガポール政府は、2016~2025年に閣僚など政治任用者に実際に支給された個人業績賞与(Performance Bonus)が、給与の2.5~6ヵ月分だったことを明らかにした。公共サービス担当調整相のチャン・チュンシン氏が10月6日、国会で労働者党(WP)のヘー・ティンルー議員の質問に回答した。
 
 政治任用者の年間報酬は、固定月給に加え、13ヵ月目に支給される非年金対象年間手当(NPAA)、年間変動給(AVC)、国家賞与(National Bonus)、個人業績賞与で構成される。個人業績賞与は首相が各政治任用者の職務実績を評価して決定し、制度上は0~6ヵ月分となっている。
 
 一方、国全体の経済・社会的成果に連動する国家賞与は、2016~2025年に0.75~5.63ヵ月分だった。国家賞与は最大6ヵ月分で、失業率、所得下位20%のシンガポール人の実質所得伸び率、シンガポール国民の実質中央値所得伸び率、実質国内総生産(GDP)成長率の4指標を基に決められる。
 
 同期間、エントリーレベルに当たるMR4級閣僚の基準月給は5万5,000Sドルで、給与レンジは基準額の85~110%に設定されていた。NPAAは月給1ヵ月分、AVCは通常約1ヵ月分で、一般の公務員に支給される水準に連動する。
 
 今回の質問では、ヘー議員が2016~2025年の閣僚などについて、固定給や全ての賞与・手当を含む年間報酬の最高額と最低額を明らかにするよう求めていた。政府は個別の総額を示さなかったものの、チャン氏は現在公開されている各報酬項目から政治任用者の報酬水準と範囲を把握できると説明した。今後については、政治任用者の報酬に関する情報をどのようにさらに開示できるか検討するとしている。