2026年10月7日
OldTown White Coffee、シンガポール最後の店舗閉鎖へ 18年の営業に幕
マレーシア発祥のカフェチェーン「OldTown White Coffee」は、シンガポールで最後に残るKallang Wave Mall店を10月11日に閉鎖する。2008年にシンガポールへ進出して以来、約18年間続いた同国でのカフェ営業にいったん幕を下ろすことになる。
同社は10月2日、SNSを通じて閉店を発表した。Kallang Wave Mall店は12年以上営業しており、同社はこれまで来店した顧客に対し、長年の支援への感謝を表明した。同店はハラル認証を取得しており、看板商品のイポー式ホワイトコーヒーをはじめ、ナシレマ、カヤトースト、海南チキンライス、麺料理などのマレーシア料理を提供している。
閉店の理由について同社は、店舗の賃貸契約満了に伴い、家主側が契約を更新しないことを決めたためと説明した。契約延長に向けて交渉したものの、双方が合意に至らなかったという。一方、今後適切な機会があればシンガポールに再進出する可能性については否定していない。
OldTown White Coffeeはマレーシア・ペラ州イポーにルーツを持ち、1999年にブランドを設立。当初は3-in-1タイプのインスタントホワイトコーヒーを販売し、その後、伝統的なイポーのコーヒーショップをイメージしたカフェ事業へ拡大した。
シンガポールには2008年に進出し、最盛期には約10店舗を展開。Cineleisure Orchard、Square 2 Novena、East Coast Park、チャンギ空港などにも店舗を構えていたが、近年は店舗数を縮小し、Kallang Wave Mall店が唯一の店舗となっていた。
シンガポールでは最近、飲食店の閉店が相次いでいる。OldTown White Coffeeの撤退も、賃料や人件費などを含め厳しい経営環境が続く国内飲食業界の動向として注目されそうだ。

