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シンガポール製造業、14ヵ月連続で拡大 PMI約8年ぶり高水準

 シンガポールの製造業景況感が9月も改善し、世界的なAI関連需要を追い風に14ヵ月連続で拡大した。製造業の成長を示す指標は約8年ぶりの高水準となった。
 
 シンガポール購買・資材管理学院(SIPMM)が10月2日に発表した9月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.7となり、8月の51.5から0.2ポイント上昇した。2018年10月以来の高水準で、好不況の分かれ目となる50を14ヵ月連続で上回った。
 
 全体の改善をけん引したのが電子産業である。世界的な生成AIの普及やデータセンターへの大型投資を背景に、半導体や電子部品、関連機器への需要が拡大。新規受注や新規輸出、生産、雇用など主要項目の改善につながった。
 
 シンガポールでは半導体・電子産業が製造業の中核を担っている。政府も9月に半導体産業の国家ブランド「SG Semiconductor」を立ち上げ、研究開発から先端製造、材料、装置まで幅広い半導体サプライチェーンの高度化を進めている。
 
 一方、中東情勢を背景とするエネルギー価格の変動や物流コスト、世界的な通商摩擦などは引き続きリスク要因である。AI関連需要の拡大がこうした外部要因を上回り、年末に向けて製造業の成長を維持できるかが注目される。