シンガポールのスーパー大手FairPrice Groupは10月1日、鶏肉と卵の一部商品を値下げし、12月31日まで価格を据え置くと発表した。国内100店舗以上のFairPriceスーパーで実施し、物価上昇が続く中、家庭で日常的に消費される食品の負担軽減を図る。
対象となる「Dasoon Fresh Eggs」は30個入り1トレーを通常6.45Sドルから4.95Sドルに値下げする。また「Seara Frozen Chicken – Griller」は1キロ当たり通常6Sドルから2.50Sドルと、半額以下になる。いずれも2021年以来の安値で、1人当たり卵は2トレー、冷凍鶏肉は2パックまで購入できる。
ただし、今回の特別価格は通常のFairPriceスーパーのみが対象で、FairPrice Finest、FairPrice Xtra、FairPrice Onlineは対象外となる。FairPriceは同時に、一部の果物と野菜について実施している割引も2026年末まで延長する。
FairPrice GroupのVipul Chawla最高経営責任者(CEO)は、鶏肉と卵はシンガポールの多くの家庭にとって毎日の食卓に欠かせない食品だと説明。供給業者と協力して供給量を増やすことで価格を引き下げ、年末まで維持できるようにしたとしている。今回の取り組みにより、消費者全体で250万Sドル以上の節約につながる見込みである。
FairPriceは2026年、旧正月期間中の豚肉や一部魚介類・野菜の価格据え置きなど、生活必需品の価格抑制策を相次いで実施している。今回を含め、2026年に消費者の生活費負担を軽減するために投入した支援額は750万Sドルを超えるとしている。
FairPrice、鶏肉と卵を年末まで値下げ 2021年以来の安値に
