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シンガポール若者の84%「子ども欲しい」 一方で妊娠・出産の知識に不足

 シンガポールの若者の多くが将来子どもを持つことを望んでいる一方、妊娠しやすさや加齢による生殖能力の変化について十分な知識を持っていないことが、新たな調査で明らかになった。Thomson Medicalとシンガポール国立大学(NUS)が実施した調査では、回答者の84%が理想として少なくとも1人の子どもを望んでいた。
 
 調査は2026年6月、18~39歳の1,035人を対象に実施した。平均年齢は28.8歳で、87%がシンガポール市民だった。理想とする子どもの人数は「2人」が51%と最も多く、一方で16%は子どもを望まないと回答した。
 
 しかし、基本的な妊娠・生殖能力に関する5問すべてに正解した人はわずか10%だった。半数以上が自分は妊娠・生殖に関する知識を十分持っていると考えていたものの、女性の卵巣が生涯にわたり新しい卵子を作り続けるわけではないことを知っていた人は29%にとどまった。また、男性も年齢とともに生殖能力が低下することを正しく理解していたのは57%だった。
 
 子どもを持ち始める理想の年齢については、女性は27~29歳、男性は30~32歳との回答が最も多かった。しかし子どものいない回答者のうち、女性の22%、男性の25%は、すでに自らが理想と考える年齢の上限を超えていた。
 
 また、80%が妊娠・生殖能力検査への補助を支持し、79%が不妊治療をより利用しやすくすることを求めた。78%は妊娠や生殖能力についての教育を充実させるべきだと回答した。研究チームは、実際に妊娠を希望してから情報を提供するのではなく、学校や職場などを通じて若いうちから正しい知識を伝える必要があると指摘している。