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飲料容器返却制度が10月1日に本格始動 利用者から「簡単で便利」の声

 シンガポールで10月1日、飲料容器返却制度「Beverage Container Return Scheme(BCRS)」が本格的にスタートした。対象となるペットボトルや缶の飲料には10セントのデポジット(預かり金)が加算され、飲み終わった容器を専用の回収機に返却すると10セントが払い戻される。初日の利用者からは、返却手続きは比較的スムーズだったとの声が聞かれた。
 
 対象は容量150mlから3ℓまでのプラスチック製および金属製の飲料容器で、「Return Right」のデポジットマークと専用バーコードが付いた商品である。消費者は飲料購入時に1本当たり10セントを追加で支払い、空になった容器を「Reverse Vending Machine(RVM)」と呼ばれる自動回収機に投入すると、SimplyGo EZ-LinkやDBS PayLah!などを通じて返金を受けられる。
 
 9月30日と10月1日に島内約15ヵ所の回収機では、多くの利用者が袋いっぱいの空き缶やペットボトルを持ち込んでいた。利用者からは「思ったより便利」「週に1度まとめてリサイクルしている」などの声が上がった。一方、回収機の場所が分かりにくい、容器が認識されない、回収ボックスが満杯になっているといった問題も一部で報告された。
 
 返却する容器は空にし、つぶさず、バーコードが読み取れる状態にしておく必要がある。紙パックやパウチ、ガラス瓶、店内で作られたコーヒーやバブルティーなどは対象外となる。島内には1,000台を超える回収機が設置され、今後1年間で2,000ヵ所まで拡大する計画である。
 
 なお、一部の小規模小売店には、デポジットマークのない旧在庫を10月31日まで販売できる猶予措置が認められている。政府はBCRSを通じ、飲料容器の回収率向上と廃棄物削減、資源循環の促進を目指している。