2026年10月2日
DFI、アジア7市場のスターバックス事業を完全傘下へ
シンガポール上場の小売大手DFI Retail Groupは、シンガポールを含むアジア7市場のスターバックス事業を完全傘下に収める。事業ポートフォリオを再編し、成長が見込める飲食事業への投資を強化する。
対象となるCoffee Conceptsは、シンガポール、香港、マカオ、タイ、ベトナム、カンボジア、ラオスで1,100店を超えるスターバックス店舗を運営している。DFIは現在、香港のMaxim’s Caterersを通じて同事業に出資している。
今回の取引では、DFIが保有するMaxim’s Caterersの50%持ち分を手放す一方、Coffee Conceptsの全株式を取得するほか、約4億4,000万Sドルの現金を受け取る。必要な条件や承認を経て、2027年第1四半期末までの完了を予定している。
DFIは近年、他社と共同保有する事業を整理し、自社で経営をコントロールできる事業へ経営資源を集中する戦略を進めている。2025年にはシンガポールのCold Storage、CS Fresh、Giantなど食品小売事業をマレーシア企業Macrovalueに1億2,500万Sドルで売却した。
今回の取得により、DFIは米スターバックス本社と直接連携し、店舗展開や商品、デジタルサービスなどへの投資を進めることが可能になる。アジアの主要市場で1,100店超を抱えるスターバックス事業が、DFIの新たな成長の柱となるか注目される。


