シンガポールでヘイズ(煙害)が再び悪化し、9月29日早朝には国内5地域のうち北部を除く4地域で、24時間の大気汚染指数(PSI)が「不健康(Unhealthy)」の水準となった。約2週間ぶりに広い範囲で大気汚染が深刻化しており、微小粒子状物質PM2.5の濃度も全島で上昇している。
29日午前6時時点の24時間PSIは、中央部が151と最も高く、西部135、南部128、東部125を記録。北部は98で「中程度(Moderate)」だった。PSIは101~200が「不健康」とされる。また、直近の大気状況を示す1時間PM2.5濃度は中央部133、西部123、東部92、北部と南部がそれぞれ64マイクログラム/立方メートルとなり、全地域で「Elevated(上昇)」水準となった。
28日の日中には24時間PSIが一時「中程度」まで改善していたが、同日夜から再び悪化。午後8時には南部と中央部が「不健康」に入り、その後、西部と東部も101を超えた。国家環境庁(NEA)によると、南スマトラやカリマンタンで発生している火災による煙がシンガポール方面へ流れ込んでいることが主な原因である。
NEAは、南スマトラやカリマンタンの一部で乾燥した状況が続き、東から南東の風によって煙がシンガポールへ流れ込む可能性があるとしている。今後24時間の大気質については「中程度の上限から不健康の中程度」になると予測している。
NEAはPSIが「不健康」となった場合、健康な人も長時間または激しい屋外運動を減らすよう推奨。高齢者、子ども、妊婦は激しい屋外活動を最小限にし、慢性的な肺・心臓疾患がある人は避けるよう呼びかけている。直近の屋外活動については1時間PM2.5、1日の予定については24時間PSIを確認するよう求めている。
シンガポールでヘイズ悪化 PSI再び「不健康」水準、中央部151
