シンガポールのHarbourFrontに新設されたSingapore Cruise Centre(SCC)が9月22日、正式にオープンした。7月15日の全面稼働開始からこれまでに72万人以上が利用し、ピーク時には1日最大1万8,000人の出発客を処理している。
新ターミナルは、HarbourFront Centre内にあった旧施設に代わる独立型の施設として整備された。パスポートを提示せずに入国審査を通過できるレーンやセルフサービスのチェックイン端末、手荷物預け機能などを導入し、出入国手続きの効率化を図っている。
また、チェックインから乗船まで、フェリー・クルーズ事業者の情報をリアルタイムで一元管理する新システムを導入。各事業者とターミナル側が利用者の流れを把握しやすくし、混雑時にも効率的に対応できるようにした。
Batam Fast Ferry、Horizon Fast Ferry、Majestic Fast Ferry、Sindo Ferry、Indo Falcon Shipping and Travelのフェリー5社のカウンターはすべて1階に集約。旧ターミナルでは2フロアに分かれていたため、利用者にとって分かりやすい配置となった。
開業式に出席したムラリ・ピライ運輸担当上級国務相は、旅行形態が変化する中、よりスムーズな移動を実現するにはテクノロジーとイノベーションが重要になると説明。新施設は自動化と空間設計を組み合わせ、旅行者の利便性を高めたとしている。
利用者からは、明るく清潔になり、チェックインから乗船までが速くなったとの声が上がる一方、HarbourFront MRT駅から旧施設より歩く距離が長くなったとの意見も出ている。
新Singapore Cruise Centre正式開業 2ヵ月で利用者72万人超
