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「さようなら、マレーシア」国籍放棄しシンガポール人に 男性が決断の理由語る

 マレーシア出身の男性が、母国の国籍を放棄してシンガポール国籍を選んだ理由をネット上で明かし、注目を集めている。男性は8月27日と9月4日にRedditへ投稿し、マレーシア政治への失望や、シンガポールでの生活を通じて感じた行政への信頼などが決断につながったと説明した。
 
 男性は学生時代から政治への関心が高く、選挙運動や集会などにも参加。マレーシアの政治が変わることを期待していたが、かつて改革を訴えていた政治家らが政権入りした後の政策や対応を見て、本人は次第に期待を失ったという。
 
 その後シンガポールへ移住。当初は就職活動や生活費に苦労し、トアパヨのHDBの一室を月550Sドルで借りて生活していた。しかし、公共交通の利便性や職場環境、都市・インフラの長期的な計画などに触れる中で、シンガポールで生活することへの安心感が強まったとしている。
 
 特に転機になったと本人が振り返るのが新型コロナ禍である。雇用を支援するJob Support Scheme、ワクチン確保、食料供給への対応などを評価し、シンガポール政府への信頼が深まったと説明した。
 
 一方、男性はシンガポールが完璧だと主張しているわけではなく、国籍変更はあくまで個人的な選択だと強調。マレーシアで育ったことへの感謝や家族、文化への愛着は変わらないとし、最後に「Goodbye, Malaysia. I wish you well(さようなら、マレーシア。これからも幸運を)」と母国への思いをつづった。