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走行中のバス運転手が意識失う 乗客ら連携し安全に停止、運行会社が「恩人」探す

 シンガポール・ホウガンで、走行中の路線バス運転手が突然意識を失い、乗客らが協力して車両を安全に停止させる出来事があった。運行会社Tower Transitは、迅速な対応で事故を防いだ4人の乗客らを探し、直接感謝を伝えたいとしている。
 
 事故は9月14日午後、Hougang Avenue 3を走行していた854番の2階建てバスで発生した。バス停にいた男性が、運転席で運転手がぐったりしていることに気づき、バスのドアをたたいて車内の乗客に異変を知らせた。
 
 これを受け、乗客らがすぐに行動。一人が運転手の状態を確認し、別の乗客が救急車を要請。さらに別の乗客が運転席に入り、ハンドブレーキをかけてバスを安全に停止させた。
 
 近くにいたSBS Transitのバス運転手もTower Transitの管制センターへ緊急事態を連絡。最初に異変に気づいた男性も状況説明に協力した。乗客全員にけがはなかった。
 
 シンガポール民間防衛隊(SCDF)は同日午後1時30分ごろ、Hougang Avenue 3で救助要請を受け、1人をTan Tock Seng Hospitalへ搬送した。Tower Transitによると、運転手は現在も入院しているが容体は安定している。
 
 同社は9月15日、SNSで救助に携わった人たちに「心から感謝する」と表明し、名乗り出るよう呼び掛けた。また、迅速に対応したSBS Transitの運転手にも謝意を示している。
 
 突然の緊急事態で乗客、通行人、別のバス会社の運転手が連携した今回の対応には、SNSでも称賛の声が相次いでいる。