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大型車の夜間駐車規制を緩和 LTA、私有地を登録できる新制度開始

 シンガポール陸上交通庁(LTA)は9月15日、大型車の夜間駐車について、指定された大型車駐車場以外の私有地も利用できる新たな登録制度「Lodgement Service」を開始した。物流・建設業界などの運用ニーズに対応し、駐車場所の選択肢を増やす狙いである。
 
 シンガポールでは1994年に導入されたVehicle Parking Certificate(VPC)制度により、大型車の所有者は午前0時から6時まで駐車できる指定駐車スペースを確保する必要がある。VPCは新車登録、車両所有権の移転、ロードタックス更新などにも必要とされてきた。
 
 新制度では、正式な大型車駐車場として認可されていない場所でも、工業施設、認可された工事現場、商業施設などの私有・非住宅施設であれば、所有者などの同意を得た上で夜間駐車場所として登録できる。
 
 車両所有者はOneMotoringのデジタルサービスを通じて駐車場所を届け出て、施設所有者などからの書面による同意を提出する。登録期間は最短1日から最長2年間で、手数料は無料。LTAから承認通知を受ければ、対象期間中はVPCを取得しなくても、新車登録や所有権移転、ロードタックス更新の駐車要件を満たしたとみなされる。
 
 対象は最大積載重量5,000kgを超える大型貨物車やコンクリートミキサー、運転手を除き15人を超える乗車定員を持つバスなど。一方、公道や住宅地、民間住宅地への大型車の夜間駐車は引き続き認められない。
 
 LTAは、新制度導入と並行して公道への無秩序な大型車駐車に対する取り締まりを強化する方針で、違反が確認された場合は登録を取り消すとしている。規制を維持しながら、物流・運輸事業者の実務負担を軽減する制度改正となる。