シンガポールでヘイズ(煙害)が再び悪化している。国家環境庁(NEA)によると、9月15日午前0時時点で24時間Pollutant Standards Index(PSI)が145に達し、「Unhealthy(不健康)」の水準となった。NEAは、今後数日もシンガポールが煙霧の影響を受ける可能性があるとして注意を呼び掛けている。
14日午後6時時点では、国内の24時間PSIは88~120で「Moderate(中程度)」から「Unhealthy」の範囲だった。また、直近の大気状態を示す1時間PM2.5濃度は56~121μg/m³で、「Elevated(高め)」の水準となっていた。
今回の悪化は、インドネシア・カリマンタン島で発生している火災による中~高濃度の煙が、風向きの変化によってシンガポール方面へ流れ込んだことが主な要因である。南スマトラからの煙も一部確認されている。
今後数日はシンガポールと周辺地域で乾燥した天候が予想され、風も南東から東南東方向から吹く見込み。このため火災が続けば、越境ヘイズの影響が長引く可能性がある。NEAは24時間PSIについて、「High Moderate(中程度の上限)」から「Mid Unhealthy(不健康の中程度)」になると予測している。
PSIが101~200の「Unhealthy」となった場合、健康な人でも長時間または激しい屋外活動を減らすことが推奨される。高齢者、妊婦、子どもは屋外での激しい運動を最小限にし、慢性的な心臓・肺疾患がある人は避けることが望ましい。
9月に入りシンガポールではPSIが「Unhealthy」に入る日が繰り返されており、今後の風向きとインドネシアの火災状況に引き続き注意が必要である。
シンガポール、ヘイズ悪化でPSI145 今後数日も煙霧続く恐れ
